愚者震い ページ5
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目「……よし。」
渡「なに、誰に何て送ったの」
目「ラウールに、俺の上着取ってきてくれない？って」
渡「ラウールに？」
目「はい。アイツそこそこ家近いし、俺の家も行き慣れてるはずなんで」
「えぇ……？」
そういう問題なのか？と色々ツッコミたくなった瞬間、ピッピッ、とドアロックが解除されていく音。
ガチャッ、
ラ「いや、取り行けるわけなくない？」
「「ラウール！？」」
ラ「僕も普通に大学いるし。てかめめの家行けたとしても鍵持ってないし」
目「あ……確かに」
「やっぱりバカなのかおまえ」
ってわけで、ただただラウちゃんを呼びつけただけの状況に。
目「どうしよう……」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ
「それは寒さの震えか？それとも己のバカさへの震え？」
渡「どっちもだろ」
ラ「てかしょっぴー何でAちゃんのやつ着てんの？笑」
渡「えっ…？違うよ？これ俺のだよ？」
「おい」
いよいよ自分の物だと主張しだしたので、返せ！と私のアウターを引き剥がしたら、
その勢いで今度はしょっぴーがめめに貸してたアウターを奪い返して、元に戻る。
で、元に戻った結果。
目「…さむい…無理だ……俺絶対このまま帰れない………」ｶﾞｸﾌﾞﾙ
「どーしたもんかねぇまじで」
ラ「んー、じゃあ…
………買いに行っちゃう？」
「「え？」」
…と、いうことで。
ラ「うわ〜〜見てこのマフラー！ながーい！！」
「ほんとだ、デカ！ブランケット？」
ラ「いや〜俺マフラー欲しいと思ってたんだよなぁ…」
渡「おい、見ろよこのうさ耳帽」ﾋﾟｮｺﾋﾟｮｺ
「あ、耳動くやつじゃん！かわいい！」
ラ「何してんのしょっぴー(笑)」
渡「あ、待って。Aこれ似合いそうじゃない？」
ラ「あー、猫耳みたいになるやつだ」
「えぇ？……何このネコニット帽！かわい！」
大学からすぐ近くのアパレル店まで移動してきた私たちは、
中に入ってすぐの所に置いていった冬アイテムを見つけ、3人でキャッキャッと盛り上がるのであった。
目「あのー………俺の上着は？」
「「あ」」
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黒葡萄(プロフ) - 塩野紗稀さん» こんにちは！ありがとうございます！☺️ 何度も読み返して下さってとても嬉しいです…！のろのろ更新ですがこれからも頑張ります！！お気遣いありがとうございます🥹 (3月6日 12時) (
レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
塩野紗稀(プロフ) - こんにちわ!!このシリーズ大好き過ぎて更新されるまでに何回も読み直してます!!大好きです!!これからも無理のない程度に更新頑張ってください!! (3月4日 23時) (レス) @page11 id: 9a8af20bd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒葡萄
| 作成日時：2024年2月27日 2時
