群がる園児ぇる ページ32
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『それじゃあ、いつも通りここからお昼までは自由時間です。今日はお兄さんお姉さんがいるから、遊びたい人は声を掛けて一緒に遊んでね』
『『はーい！』』
ニッコニコで元気いっぱいにお返事をした園児たちが、気まぐれな鳥の群れのようにあちこちへと散らばっていく。
そんな中…
目「よっしゃ！サッカーしよサッカー！」
『する〜！』
目「ほらしょっぴーも行くよ」
渡「えっ？俺日焼けするから外は…」
『しょっぴー！行こ〜！！』
渡「ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ！？」
「行ってら〜(笑)」
めめが意気揚々と子供たちをサッカーに誘い(お前がやりたかっただけか？)、ついでに壁際で渋ってたしょっぴーも引きずり出されてった。
それにしても…
それぞれの胸に貼られたガムテープの名札、本当にそのまま呼ばれててかわいいな。
『しょっぴー』に『めめ』に、『だてさま』………
「え、"だてさま"？」
宮「ん？なに？」
「いや…」
園児相手に様付け自称は面白すぎますって。
そのチープなガムテに油性ペンで書いてる感じが余計に。
と、言おうか迷ってたら、なんか園児たちが私達の足元にも群がってきていた。
不思議そうに私達を見上げてきている。
え、かわいい。
『おままごと…やろう』
「おままごと？」
宮「ふふ、いいよ。どこでやる？」
「おぉ…？」
サッとしゃがんで、園児と目線を合わせて微笑む『だてさま』…
庶民の子供にも優しい国王？
『…Aちゃんも、やって』
「え、」
宮「ほら、一緒に行くよ？…"Aちゃん"」
「ｷﾞｪｯ！？」
私の胸元の名札に書かれたただの『A』に、ご丁寧に "ちゃん" を付けてくれて呼んでくれた園児を真似るように、
いたずらっぽく笑いながらちゃん付けしてきた舘様のせいで変な声が出た。
ありがとう…園児！！
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黒葡萄(プロフ) - 塩野紗稀さん» こんにちは！ありがとうございます！☺️ 何度も読み返して下さってとても嬉しいです…！のろのろ更新ですがこれからも頑張ります！！お気遣いありがとうございます🥹 (3月6日 12時) (
レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
塩野紗稀(プロフ) - こんにちわ!!このシリーズ大好き過ぎて更新されるまでに何回も読み直してます!!大好きです!!これからも無理のない程度に更新頑張ってください!! (3月4日 23時) (レス) @page11 id: 9a8af20bd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒葡萄
| 作成日時：2024年2月27日 2時
