だがしかしめっちゃヒト ページ22
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「………………っは、」
深「ん、A？起きた？」
「……」
深「…ふ、よく寝てたねぇ」
「…」
深「どした、そんな見つめちゃって」
「………脱皮は…？」
深「え？」
「脱皮…さっきまで……」
深「ん？え、なに、脱皮？笑」
「ふっかさん…脱皮してたのに……」
深「…は？俺が？脱皮、って……どんな夢見てんのおまえ」
「……ゆめ…？」
深「いや、夢ね？どう考えても。俺脱皮できないっしょ」
「…」
深「……」
「………うそだ！！！！！泣」
深「何でショックなんだよ」
「ふかざわ脱皮できる！！してた！！私見たもん！！」
深「トトロみたいに言うな」
「やってたよ！！ペリペリって剥いでた！！中からピカピカのふかざわ出てきた！！」
深「うわ、マジモンの脱皮じゃん…ってちがうちがう、俺まず哺乳類ね？人間ね？脱皮とかしたことないから」
「したことある！！定期的にする！！」
深「なんでだよ、しねぇんだよ」
「うわああああん！！」ﾌﾟﾆｯ
深「イテッ！おま、手の皮引っ張んな！！んなことしても剥がれねぇよ！！」
「こんなに白いのはまだ脱皮できてないからだ！！」
深「こんなに白いのは生まれつき！！元々！！ただの色白！！」
そんなぁ…！
目が覚めた途端、こんなにも受け止めきれないほどの厳しい現実が待っていたなんて……
「ヒドい……ッ」
深「酷くないよ。今の間、おまえは俺の腕ん中ですやすや寝てただけ。きもちよさそーになぁ？ホントよく寝てたよ」
「………なんか、保護者ヅラでムカつく」
深「まぁね？笑、俺の子だからね、Aちゃんは」
「うわっ、……無理すぎた大賞」
深「騙された大賞みたいに言うな」
「お前の子ではない」
深「んーん、俺の子俺の子。Aちゃん俺の子元気な子ぉ〜♪」
「私そんな早口じゃないし」
深「え、俺の遺伝子 "早口" なの？」
「あとそんな口数多くないし」
深「早口とほぼ一緒だよそれ」
「それから脱皮もしねぇし」
深「脱皮は俺もしねぇよ！！」
「その皮食べないし」
深「えっ俺脱皮した皮自分で食べてたんだ？そういうタイプのやつかァ？？」
「…皮美味しかった？」
深「いや美味しくねぇよ！！てか食ってねぇよ！！
いやまず脱皮してねぇよ！！！！」
ほらね、早口DNA。
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黒葡萄(プロフ) - 塩野紗稀さん» こんにちは！ありがとうございます！☺️ 何度も読み返して下さってとても嬉しいです…！のろのろ更新ですがこれからも頑張ります！！お気遣いありがとうございます🥹 (3月6日 12時) (
レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
塩野紗稀(プロフ) - こんにちわ!!このシリーズ大好き過ぎて更新されるまでに何回も読み直してます!!大好きです!!これからも無理のない程度に更新頑張ってください!! (3月4日 23時) (レス) @page11 id: 9a8af20bd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒葡萄
| 作成日時：2024年2月27日 2時
