消えたアウター ページ3
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「……ん…、」
目覚めた、in部室。
どうやらこたつでラジオを聴きながら寝落ちしてしまっていたようだ。
……それにしても、誰もいない。
あれ？
さっきまでめめなべの2人がソファの方で雑談してたような…
と思って周りを見渡すと、2人の荷物は置いてある。
んー、コンビニにでも行ったのかな。
納得しかける私だったが、それとほぼ同時くらいにあることにも気付いた。
……私のアウターは！？
ハッとして改めて部屋の中を探してみるも、見当たらない。何故…
私の荷物もめめなべの荷物もあるのに、私のアウターだけが消えている……！
これはミステリー展開になりそうだぞ、と1人で眉間に指先をつけたり離したりしてお察ししていると、部室のドアが開いた。
目「ただいまー、…あ、A起きてる」
「おお、めめとしょぴ！おかえり！」
渡「ごめんお菓子買いに行ってた。A寝てたから留守番させちゃった」
「んーん、全然いいよ、それよりさー…
…って、え？」
渡「……あ、」
「何でしょっぴが私の上着を……！？」
渡「ごめ、ちがくて、」
「なんで！？！？」
渡「ぐぉっ、」
何故だか外から帰ってきたしょっぴーは、私のカッコかわいいちょっとダボッとしたオーバーサイズのアウターをしれっと着こなしていて、その肩を掴んで揺らせば無抵抗に頭を前後させる。
「なんで、なんでなんでなんで！！そんなにかわいかった！？着てみたかった！？盗みたかった！？！？」
渡「ちが、ごめ、勝手、に借りた、のはごめ、んけど、ちがう、」
目「A、お願いだから離してあげて」
「ああ、ごめん……って、あれ？」
目「……そう、」
「めめの着てるやつって……しょっぴーの？」
渡「はぁ……そういうことだよ、ちゃんと話聞け」
「えぇ？」
つまり、どういうこと？
めめがしょぴのアウターを着てて、しょぴが私のアウターを着てる…
で、部室の中には他のアウターは無い。
と、いうことは……
「めめのアウターが無い！？」
渡「お、ご名答〜」
「……」
目「……」
「……え何で？」
渡「まぁそうなるよな」
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黒葡萄(プロフ) - 塩野紗稀さん» こんにちは！ありがとうございます！☺️ 何度も読み返して下さってとても嬉しいです…！のろのろ更新ですがこれからも頑張ります！！お気遣いありがとうございます🥹 (3月6日 12時) (
レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
塩野紗稀(プロフ) - こんにちわ!!このシリーズ大好き過ぎて更新されるまでに何回も読み直してます!!大好きです!!これからも無理のない程度に更新頑張ってください!! (3月4日 23時) (レス) @page11 id: 9a8af20bd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒葡萄
| 作成日時：2024年2月27日 2時
