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「……初めまして、」
「「Snow Manでーす！！」」
それでも明るく、元気よく。
環境に怯まず笑顔を向ければ、ファンの方達は大きく歓声を上げ、ペンライトを振ってくれた。
…普段よりもずっと男性の比率が高い、なかなか経験したことのない響きで、嬉しかった。
岩「…皆さんこんにちは、Snow Manのリーダー、岩本照です」
早速俺から、1人ずつ簡単な自己紹介をしていって。
6人ともが終わって、最後に、
「……Snow Manの、楠Aです」
楠がそう告げると、一段と大きな拍手が送られた。
…ほら、ね？ きっと大丈夫だよ。
これまでをごめん、と謝った。
でも、これからをよろしく、とは決して言わなかった。
…そんな彼女の隣に、並ぶなら。
岩「…これから僕達は、楠Aと共に、同じSnow Manとして、夢を叶えていきます。
皆様と…そして、Aに。約束をさせてください」
「…、」
岩「…必ず、僕らは一緒に、幸せになります。」
まっすぐに前を見据えて…心から出た言葉。
すぐ隣で、はっと見開いた瞳を潤ませている彼女に、
俺は向き直って、直接声を掛ける。
岩「……A、」
「…はい、」
同じようにして正面を向き合ったAが、静かに返事をして、ゆっくりと視線を上げていく。
その姿は…誰よりも美しくて、可憐だった。
岩「…今まで、本当にお疲れ様。
これから7人で、一緒に頑張っていこう」
「っ…、うん、」
マイクを両手で握りしめて、たくさんの光を含んだ目で、小さく頷いたA。
思わずその頭を手を乗せて、ぽんぽんと撫でてやると、
張り詰めていた空気が抜けるようにふふっ、と息を漏らした。
岩「…AがメンバーとなったSnow Manのこと…どうか、よろしくお願いします！」
最後、客席に向かって全員で頭を下げると、
…会場中が割れんばかりの拍手に包まれる。
Aはそれで安堵したのか、お辞儀したままの頭がゆっくりと傾いていって…足元がふらついた。
岩「…っ、大丈夫？」
「あ……ありがとう、」
咄嗟にその身体を支えると、Aはどこか嬉しそうに微笑みながらお礼を言って、しっかりと立ち直した。
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黒葡萄(プロフ) - スノーウイさん» コメントありがとうございます！ヒロインのことを言っていただけるなんてとっても嬉しいです(*´˘`*)♡ お気遣いもありがとうございます、のんびりですが頑張ります！ (7月8日 16時) (
レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
スノーウイ(プロフ) - 初めまして＾＾初コメント失礼します。ヒロインに私も沼ってしまいました。可愛い！更新大変だと思いますが無理せず頑張ってください＾＾応援しています (7月7日 19時) (レス) @page26 id: b27a556d60 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - ひまわりさん» ありがとうございます！とっても嬉しいです🥹 マイペースですが気長にお待ち頂けたら幸いです！ (6月5日 2時) (レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり - この小説大好きで何回も読んでいます！また更新楽しみにしています！ (6月2日 20時) (レス) id: 3a6334a239 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - 小袖さん» ありがとうございます！これからも頑張りたいと思います！ (2023年5月6日 1時) (レス) id: a634bcac3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒葡萄
| 作成日時：2023年4月17日 15時
