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向「あ、そうや、ケーキあんで」
「うん、すごいねこれ」
画角の外、ふと目の前に置かれてあるホールのケーキを指さすから、私も釣られて視線をズラす。
向「舘さんが持って来てくれたの」
「あ〜そうなんだ、ふふ、美味しそう」
向「おいしそやろ？うまいで？食べる？」
「え、いやいや…いいんですか？」
向「ええよ。食べて！
えーっと、フォーク…1個しか無いけど、ごめん？」
「全然。ほんとに食べていいの？」
向「うん。Aは…イチゴ好きやろっ？」
食べかけのフォークを手に取って、うきうきでクリームと一緒に苺を掬う康二。
「え？あ、まぁ…そんなこと言ったっけ？笑」
向「いやイチゴ好きやん！よぉ食べてんで」
「そうかな…？笑、まぁ好きだけど」
向「せやで！ほらあーんしてあげるから、食べ？」
「え、……あー」
向「ほい、…あっ、待って笑、入るかな？」
「はひひ……」
向「あはっ、ちょっとイチゴおっきいなぁ、がんばって、いける？」
ちょん、と康二がフォークで苺を後押しして、私の口に押し込めると、何とか一口に収まった。
けど、口の中いっぱい…。
向「どう？おいし？」
「んふ、……んひひぃ、」
向「口ぱんぱんやないかい！」
「んんっ笑、ほーひは…っ、ほーひはひへはんひゃろ、！」
向「何言うてるか分からんわ！」
「っ、……こーじが入れたんやろ！笑」
向「んへへぇ、えーね、かわいいねぇAちゃん、笑」
「何なんほんまに…笑、でも、美味しいです」
向「皆さん、今のとこスクショ禁止ですよ」
「え？」
向「ちょっとAちゃんが可愛すぎるんで！スクショだめ！」
「もう遅いやろ」
画面に向かって謎に禁止令を出す康二に笑ってたら、
ふとケーキの傍に置いてあったチョコプレートも発見。
「…これも可愛いね、」
向「あ、これな？
"こーじくん29さい"って。カメラも書いてあんねんで」
「わ、ほんまや」
向「食べる？」
「さすがに食べへんやろ、笑」
向「えぇ？何でよ」
「これはもう、お誕生日の人が食べるやつやもん」
向「ええやん、一緒に食べる？お互いに、端っこからくわえて…」
「嫌や。」
向「最後に…ちゅ♡って」
「いや。」
向「…」
「絶対に嫌。」
向「もう何も言うてへんのに！そんな嫌がる！？」
「www」
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黒葡萄(プロフ) - スノーウイさん» コメントありがとうございます！ヒロインのことを言っていただけるなんてとっても嬉しいです(*´˘`*)♡ お気遣いもありがとうございます、のんびりですが頑張ります！ (7月8日 16時) (
レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
スノーウイ(プロフ) - 初めまして＾＾初コメント失礼します。ヒロインに私も沼ってしまいました。可愛い！更新大変だと思いますが無理せず頑張ってください＾＾応援しています (7月7日 19時) (レス) @page26 id: b27a556d60 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - ひまわりさん» ありがとうございます！とっても嬉しいです🥹 マイペースですが気長にお待ち頂けたら幸いです！ (6月5日 2時) (レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり - この小説大好きで何回も読んでいます！また更新楽しみにしています！ (6月2日 20時) (レス) id: 3a6334a239 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - 小袖さん» ありがとうございます！これからも頑張りたいと思います！ (2023年5月6日 1時) (レス) id: a634bcac3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒葡萄
| 作成日時：2023年4月17日 15時
