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お言葉に甘えて、食べかけのメロンパンを片手に
今度は左手で一緒に買ってきたカフェラテを口に運ぶ。
一口すすると、パンでもそもそしていたのが
コーヒーとミルクで満たされて…美味しい。
幸せな朝食…。
錦「めっちゃ美味そうに食うなぁ」
「んふ、だって美味しいんですもん」
錦「中クリームのやつ？」
「そうです！」
食べ進めたところから、クリームが詰まってるのが見える。
亮君は「ふーん」なんて言いながらまた周囲を眺めた。
私も、再び右手のメロンパンを食べる。
何口かかじったら、左手に持ったカフェラテに顔を向けて、
さっきと同じようにすすって味わって…
錦「…」
「…あ、」
と、左側で夢中になってたら不意に右の手首が取られて、
上に持ち上げられた。
見ると、味が気になったのか亮君がちょっと屈んで、
私のメロンパンをぱくっ、と食べる。
特に何も言わず、もぐもぐしてる亮君。
私も特に止めることなく受け入れて、
引き続き左手でコーヒーを飲む。
秋晴れの爽やかな空気も相まって、のほほんとしていると
また手を重ねられるようにパンが持たれて、上の方でもう一口。
「…美味しいですよね」
錦「ん、うまい」
お互い何でもない顔で会話を進めているのが
我ながらちょっとシュールだな、って思った。
気に入ってくれて何よりです。
大「…何してるん」
丸「亮ちゃんとAちゃん…？」
「「あ」」
と、そこへ忠義君と隆平君が到着。
遠目からだと私達である確信が持てなかったのか、
恐る恐る近付いてきたお二人。
錦「おはよう」
「おはようございます」
大「おはよう…って、カップルか」
「え？」
丸「兄妹か！」
錦「何がやねん」
「いや、それそれ！」って二人揃って
しゃがんだ私と立ったままの亮君を繋ぐメロンパンを指差す。
「だって…亮君が食べるから」
錦「いや、Aがこんなとこで食うてるから」
大「仲良しか」
丸「ていうか何でここで食べてんの、笑」
さっきと同じことを聞かれるから、また説明して…
その間にも、亮君は何気にちょっとずつ食べようとしてくるし。
喋りながら右手を上げ下げ。
大「…亮ちゃんどんだけ食べんの」
錦「ごめん、普通に腹減ってもうた」
「気に入ってくれたということですね」
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黒葡萄(プロフ) - にのちゃさん» ありがとうございます！初めから読んでくださり有難いです…！頑張ります！ (2022年2月27日 2時) (
レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
にのちゃ(プロフ) - 初めまして！一昨日から読み始めてやっと追い付きました(笑)読んでいてホッコリしますし、クスッと笑える面もあって最高です(*´∀｀*)更新、楽しみにしています。応援してます( ≧∀≦)ノ (2022年2月25日 14時) (レス) id: 43bde75e07 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - みけねこさん» コメントありがとうございます。またお読みいただけて私も嬉しいです！ (2022年2月24日 16時) (レス) @page11 id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
みけねこ(プロフ) - 更新ありがとうございます！最近また読み返していたばかりだったから、とっても嬉しいです。これからの更新も楽しみに待ってます。 (2022年2月23日 3時) (レス) @page8 id: d311d92dc2 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - ayayanさん» ありがとうございます。ただいまです！ (2022年2月23日 0時) (レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒葡萄
| 作成日時：2022年2月21日 18時
