サービス (緑) ページ23
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大「Aちゃーん？」
「はい…？」
皆で歩く帰り道、それぞれに話している中、
ふと忠義君が何かを思い出したように話しかけてきた。
何だろう？
大「このあと時間ある？ちょっと話したいことがあって」
「え…っと、全然大丈夫ですよ」
大「あ、良かった、じゃあ…」
ご飯行こ、って、ニコニコしながら言う。
…ちょうど、お腹も減ってるし。
「行きます！」
大「あっは、腹減ったよな、笑」
よく分からないけど、私も釣られて笑顔で答えたら、
もっと笑顔になる忠義君。
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大「天丼楽しみやなぁ…」
「うーんお腹減ったぁ…」
向かい合わせで座って、二人で頬杖をついてゆるゆる微笑む。
空腹状態だけどこれから満たされるという独特なテンション。
忠義君が天丼食べたいって言うから
私もまんまと食べたくなって、
即決でお店に入ってメニューを頼んだ。
お店の中は既に美味しそうな天ぷらとたれの匂い…。
「…あ、そういえば話したいことって何ですか？」
大「ああ！そうやった」
頬杖を外して背筋を伸ばして、ごそごそとスマホを取り出す。
大「…ツイッター、」
「ツイッター…？」
大「エイトのアカウント、Aちゃんが動かしてくれてたけど、
これから俺がやろうかなと思って」
ツイッターって、それのことか。
DMのこともあったし、
管理を代わってくれるという提案なのだろう。
「…良いんですか…？」
大「うん。
Aちゃんがやりたければこのままでもええんやけど…
基本的なとこは俺が管理するよ」
「ありがとうございます…！じゃあ、お願いしたいです」
大「うん！わかった」
ほんなら、俺がログインしとくから…
って、机に乗せたスマホを操作する。
きっと心配してくれてのことなんだろうなと思って、
有難く感じながらその様子を眺める。
大「…あとさ、ここでツイートしようと思うんやけど、」
「はい、」
大「…ストーカー被害があったこと書いた上で、
注意文…じゃないけど、そういう文言アップしようかって
皆とも話してて、」
「…なるほど」
大「これもAちゃんさえ大丈夫なら、俺がやるけど…」
その提案にも、私は頷く。
忠義君も含め、先輩たちがここまで考えてくれているなんて。
何だか守られてるなって、不思議な気持ちになる。
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黒葡萄(プロフ) - にのちゃさん» ありがとうございます！初めから読んでくださり有難いです…！頑張ります！ (2022年2月27日 2時) (
レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
にのちゃ(プロフ) - 初めまして！一昨日から読み始めてやっと追い付きました(笑)読んでいてホッコリしますし、クスッと笑える面もあって最高です(*´∀｀*)更新、楽しみにしています。応援してます( ≧∀≦)ノ (2022年2月25日 14時) (レス) id: 43bde75e07 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - みけねこさん» コメントありがとうございます。またお読みいただけて私も嬉しいです！ (2022年2月24日 16時) (レス) @page11 id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
みけねこ(プロフ) - 更新ありがとうございます！最近また読み返していたばかりだったから、とっても嬉しいです。これからの更新も楽しみに待ってます。 (2022年2月23日 3時) (レス) @page8 id: d311d92dc2 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - ayayanさん» ありがとうございます。ただいまです！ (2022年2月23日 0時) (レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒葡萄
| 作成日時：2022年2月21日 18時
