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大『でも、DMのこと俺ら気付けてなかったな…』
錦『A、あれ本番前に見たん？』
「あ、はい…、たまたまスマホを持ってきてしまって、」
丸『そっか、いっつもバンドのツイッター動かしてんの
Aちゃんやもんね…』
確かに、バンドのアカウントと言っても、
基本的には私がログインして管理してたから…。
私だけいち早く通知に気付いたり、
先輩達が気付くのに遅れたりしたみたいだ。
渋「…やから、Aは本番にも集中できひんかった。
あれは完全にそのメッセージのせいや」
「…」
横「Aも当然動揺したし、俺らも…
それをフォローできひんかった」
錦『…正直、皆引っ張られて、動揺してもうてたよな』
安『そうやね、それは演奏中から感じてたなぁ』
…すばる君が言い出したのをきっかけに、
冷静に今日の演奏を振り返り始める。
あの後すぐに解散してしまったから、話し合えなかったこと。
私は自分のことで頭がいっぱいになってしまって
自分への反省しか考えてなかったけど、
他の立場からはそんな風に見えてたんだ、って。
村『…落ちたな、』
大『うん…落ちた。仕方ないよこれは』
何となく、皆知ってたはずなのに言いにくかったことを
信五君が言ってくれる。
忠義君がすぐに拾って、
少し緊張感が緩和されたような気がした。
「…でも、やっぱり、私がもっと頑張れたらって思いました。
先輩達はそんなことないって言ってくださるかもしれないけど、
ただ運が悪かったってことなのかもしれないけど…
…それでも、悔しいです」
渋「うん…。
いや、俺も仕方ないこととは思うけど、悔しい、
俺かてもうちょっと自信持って堂々とするべきやったし」
俺も、俺も、と、各々に反省点は思い当たるようで。
皆が真剣なトーンで、深い話し合いに入りそうになった時、
横「…これ、またちゃんと集まって話さへん？」
村『わ、ほんまや、時間も遅いし』
渋「あ、やば。俺明日早いんやった」
ふと、夜中のグループ通話という状況だったことを思い出す。
明日も予定がある人もいるので、慌てて次の練習日を決めて、
なるべく近い内にまた全員集まれるようにした。
…何だか、バタバタさせちゃったな。
電話を切って、侯隆君とすばる君と顔を見合わせる。
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黒葡萄(プロフ) - にのちゃさん» ありがとうございます！初めから読んでくださり有難いです…！頑張ります！ (2022年2月27日 2時) (
レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
にのちゃ(プロフ) - 初めまして！一昨日から読み始めてやっと追い付きました(笑)読んでいてホッコリしますし、クスッと笑える面もあって最高です(*´∀｀*)更新、楽しみにしています。応援してます( ≧∀≦)ノ (2022年2月25日 14時) (レス) id: 43bde75e07 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - みけねこさん» コメントありがとうございます。またお読みいただけて私も嬉しいです！ (2022年2月24日 16時) (レス) @page11 id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
みけねこ(プロフ) - 更新ありがとうございます！最近また読み返していたばかりだったから、とっても嬉しいです。これからの更新も楽しみに待ってます。 (2022年2月23日 3時) (レス) @page8 id: d311d92dc2 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - ayayanさん» ありがとうございます。ただいまです！ (2022年2月23日 0時) (レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒葡萄
| 作成日時：2022年2月21日 18時
