被害 ページ2
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無事に二回戦を通過できたことでひと盛り上がりした後、
私達は帰り支度を始めた。
…と、そこで。
村「…A、最近大丈夫か？」
「え？…あー…」
ふと、信五君が私にそう尋ねる。
大丈夫か、というのは、ストーカー(仮)についてのこと。
会う度にこうやって、先輩達は心配してくれているけど…。
「…その、ですね…」
横「何かあったん？」
錦「遠慮せんと言うてええで、言いにくいかもしれんけど…」
最近は、侯隆君やすばる君ができる限り
一緒に行動してくれている効果もあって、
付きまとうような気配は無くなってきていた。
だから…正直、亮君が言うように話しにくい気持ちはあった。
でも。
「…こういうのが、送られてきて…」
横「…！」
渋「待て…これアパートのポストやんけ…」
私が見せたのは、スマホで撮っておいた写真。
すばる君の言う通り、私の部屋番号のポストの中に、
誰かからの大量の写真と、一通の手紙が入っていた。
横「家まで来たんか…」
「恐らく…。
後をつけられていたので、場所は知ってたと思うし…」
大「それにしたって…！」
安「…この、写真と手紙はどういう内容やったん…？」
「それが…」
今日、話すかもしれないと思って持って来ていた、
実際の写真と手紙を皆さんの前で広げる。
丸「うわ…」
「…写真は、
私が侯隆君やすばる君と一緒に帰っているところを
撮ったものみたいです」
渋「何枚あんねん…」
一緒に帰るようにしてからも
いなくなった訳じゃなかったようで、
そこに写っている私たちの格好や、
取られている角度が違ってることから、
相変わらず毎日のように付けられていたことが分かる。
「で、手紙は…」
横「…"どうしてこの頃、他のメンバーと帰っているんですか？
いくら同じアパートだからって不自然ですよ。
警戒しないでください。
私はあなたのことを愛しています"…」
錦「…まじか…」
大「気持ち悪…」
村「これはもう…確定やな」
私が内容を簡単に伝えようと思ったら、
既に侯隆君が眉間に皺を寄せながら読んでいた。
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黒葡萄(プロフ) - にのちゃさん» ありがとうございます！初めから読んでくださり有難いです…！頑張ります！ (2022年2月27日 2時) (
レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
にのちゃ(プロフ) - 初めまして！一昨日から読み始めてやっと追い付きました(笑)読んでいてホッコリしますし、クスッと笑える面もあって最高です(*´∀｀*)更新、楽しみにしています。応援してます( ≧∀≦)ノ (2022年2月25日 14時) (レス) id: 43bde75e07 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - みけねこさん» コメントありがとうございます。またお読みいただけて私も嬉しいです！ (2022年2月24日 16時) (レス) @page11 id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
みけねこ(プロフ) - 更新ありがとうございます！最近また読み返していたばかりだったから、とっても嬉しいです。これからの更新も楽しみに待ってます。 (2022年2月23日 3時) (レス) @page8 id: d311d92dc2 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - ayayanさん» ありがとうございます。ただいまです！ (2022年2月23日 0時) (レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒葡萄
| 作成日時：2022年2月21日 18時
