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大「そんな急に呼び出して大丈夫なん？」
「夜なら大体集まれると思いますよ」
大「ふーん…Aちゃんもええの？」
「え？」
大「このあと、何も無いん？」
「…あ」
大学終わって早々こんなことになってしまったから
すっかり忘れていたけど。
今日がっつりバイトの日だった。
「すみません、バイトあります…」
大「あるんかい 笑」
「でも、バイト終わってからならいけます！」
大「え、それまで俺どうしてたらええの」
あー…。
わざわざ一旦家に戻ってもらう訳にも
いかないしなぁ。
数時間も待たせるのも嫌だし…。
…そうだ。
「じゃあ、今から他の人たち呼ぶので、
私がいない間に色々説明してもらってください！」
大「…どゆこと？」
「だから、三人もう呼んじゃいますから、
忠義先輩からも戻ることをお話してください」
大「い、いきなり？」
「はい」
ちょっと待って？とか何とか
時間を稼ごうとする忠義先輩を差し置き、
スマホを取り出してあのグループLINEを開く。
今から集まれるかどうか聞けば、
すぐにOKの返事が返ってくる。
…ちょうどいいや。
「皆さん行けるみたいなので、
これから待ち合わせ場所に向かいましょう」
大「そんなん言われてもどこか分からな…」
「私のバイト先の近くです、
そこまで一緒に行ってあげますから」
大「でも…」
瞳に戸惑いが映る。
…もしかして、不安に思ってる…？
「…そんなに緊張すること無いですよ。
きっとみんな、忠義先輩が来てくれることを
期待してると思います」
大「…」
「早く行きましょ！」
大「…うん」
固かった表情を少し和らげて、私の言葉に頷いた。
…意外とそういうところ、自信ないのかな。
断った以上、もう戻らないと決めていた以上、
その意志を変えて戻ろうとする勇気は
想像より遥かに大きかったのかもしれない。
何だって、現状を自分から変えていくのには
勇気が必要なんだな、きっと。
…とか、年下の癖して
年上の忠義先輩の姿を眺めながら考えていた。
大「…Aちゃん、どこでバイトしてんの」
「居酒屋です」
大「…鳥貴族？」
「いや、違います 笑」
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黒葡萄(プロフ) - ゆっちさん» ありがとうございます！とても嬉しいお言葉です…。今まで以上に書くのが遅くなってきているので、頑張ります笑 (2018年8月9日 10時) (
レス) id: b14b83fbb2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち - 本当にこの作品がめっちゃ好きです！最近そんな更新されてないので更新しちゃってください！これからも応援してます！ (2018年8月9日 8時) (レス) id: 97646d7482 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - おおおいさん» ありがとうございます！！ (2018年8月4日 5時) (レス) id: b14b83fbb2 (このIDを非表示/違反報告)
おおおい - この作品の更新があるたびに一人で「おぉ、、、、、!」(いやっふぅ〜!!!)←心の中でさけんでます(((続きが気になるぅ! (2018年8月3日 21時) (レス) id: b4b5488299 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - 春歌さん» ありがとうございます！ (2018年7月30日 18時) (レス) id: b14b83fbb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒葡萄
| 作成日時：2018年7月4日 18時
