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錦《久しぶり
錦《もう絶対削除禁止
安《また話せるね！
安《もう消したらあかんよ？笑
「同じこと言ってる…」
自分の部屋に帰り、ベッドの上で携帯をいじる。
いつものことなのに、
心はこんなにもワクワクしていた。
だって先輩からLINEが来たから。
あの後、時間も遅かったから連絡先だけ交換して、
方向が違ったようなので駅で別れた。
「絶対消すなよ？」って亮先輩から念を押されて、
どれほど繋がりを大切にしていたかが
伝わってきた。
…嬉しかった。
同じ強さで思い合っていたことが。
一人になって改めてそれを噛み締めて、
起き上がる。
「…やっと、叶った、」
諦めた振りをしながら、
ずっと待ち望んでいた願いが、ようやく。
先輩に、再び会えた。
こんな奇跡が起こってくれたことに、
本気で感謝したい。
《グループに招待されました》
…ん？
口元が緩みながらスマホを握りしめていると、
降りてきた通知。
もしかして…
安《作り直した！
錦《ありがとう章ちゃん
…グループ名のところに、
" ∞ 〜エイト〜 " と表示されている。
その名前を見て、ふと、寂しくなった。
胸が締め付けられるような、
何とも言えない感情に。
そのグループには、
章ちゃん先輩と、亮先輩と、私の三人。
三人、だけ。
こんなに嬉しいはずなのに、
心の底で足りない、って思ってしまう。
こんな奇跡に出会ったくせに、
まだ欲しがるのは、我儘なのかな。
そんなことを考えながら、
部屋の片隅に放置されっぱなしのギターを眺めた。
…いや、我儘でも、これ以上自分に嘘はつけない。
ずっと隠していた思いが、もう一度湧いてくる。
先輩達も同じように感じているはずだって信じて
動くしかない。
《ありがとうございます
《早速ですが、明日また会えますか？
私は今まで一体何をしてたんだろう。
…もう待つのはやめたい。
仕方ないと諦めるのは、やめたい。
自分で自分を見限ってしまうようなことは
もうたくさん。
現実がどうであれ、
私は先輩達との約束を信じていたい。
素直な気持ちは、それだけ。
錦《ええよ、俺も話したいことあるし
安《俺ももちろん！
…この再会が、
確実に私の何かを突き動かしたきっかけ。
あの頃の自分を取り戻す、そんなきっかけだった。
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黒葡萄(プロフ) - ゆっちさん» ありがとうございます！とても嬉しいお言葉です…。今まで以上に書くのが遅くなってきているので、頑張ります笑 (2018年8月9日 10時) (
レス) id: b14b83fbb2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち - 本当にこの作品がめっちゃ好きです！最近そんな更新されてないので更新しちゃってください！これからも応援してます！ (2018年8月9日 8時) (レス) id: 97646d7482 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - おおおいさん» ありがとうございます！！ (2018年8月4日 5時) (レス) id: b14b83fbb2 (このIDを非表示/違反報告)
おおおい - この作品の更新があるたびに一人で「おぉ、、、、、!」(いやっふぅ〜!!!)←心の中でさけんでます(((続きが気になるぅ! (2018年8月3日 21時) (レス) id: b4b5488299 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - 春歌さん» ありがとうございます！ (2018年7月30日 18時) (レス) id: b14b83fbb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒葡萄
| 作成日時：2018年7月4日 18時
