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すばる先輩が勝手に私の手に指を絡めていく間に、
信ちゃん先輩が
村「Aも
俺らのために色々考えてくれてんねんな」
だなんて、しみじみと親みたいなことを。
それが自然と心に響いてしまって
「…それは、もちろんです…」
村「お、そういうピュアなとこ
久しぶりに見た気ぃするわ」
「いやそれどういう意味ですか」
素直になれているんだか、いないんだか、
自分でもよく分からない返しをする。
照れを隠しきれていない私の反応が
よっぽど嬉しいのか、
顔を見てはニヤニヤする信ちゃん先輩。
「…先輩にはもうあげません」
村「もう塩に戻ったん？早いなあ、」
「ひゃ…っ！？」
もうちょいピュアでいてくれてもええやん、
って急に身体引き寄せます？普通。
腰に回った腕が、近くなった距離が。
…さっきまで親みたいとか思ってたのに、
こんなのずる過ぎませんか…。
渋「おー、ええやんヒナ」
「よくない！」
村「A、？」
「…よ、よくなくない、です」
大「やっばあ」
丸「圧倒的支配感！」
強制力ありすぎて、従うほかない。(?)
そんな従順な私に、
信ちゃん先輩は満足気な顔をした。
ほんと、怖い、…怖いし、ずるい人だ。
横「…なぁ、一個聞いていい？」
「なんですか？」
ずっと聞きたくてうずうずしていたのか、
ヨコ先輩が若干の早口で質問する。
横「…"塩"クッキーと "塩"対応、かけてるん？」
「…」
横「…」
「…は？」
横「はぁっ！？」
安「よこちょ、落ち着いて！」
変な空気になってしまった恥ずかしさを、
逆ギレで誤魔化そうとするヨコ先輩。(やめとけ)
そしてそれを止める章ちゃん先輩。
…何故か段々と、胸の辺りがくすぐったくなって、
笑いが込み上げてくる。
「…それ…ずっと考えてたんですか…っ、笑」
横「何笑てんねん！
俺やなくてお前が考えてたんやろ！」
「私…そんなこと…
1ミリも考慮してませんし…っ、笑」
横「笑いこらえんな！」
渋「おいA！笑ったら可哀想やんけ」
村「すばる肩震えてんぞ」
大「そやで！横山くんやって真剣に考えて…
…ぶっ、笑」
安「大倉、こらえきれてないで」
錦「横山くんのせいで
Aがスベったみたいにするのやめや」
丸「あ、それ一番傷つくやつや 笑」
横「もうむちゃくちゃやわ。」
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黒葡萄(プロフ) - 花さん» コメントありがとうございます！これからどうなっていくのか、ぜひ見届けて頂けると嬉しいです！ (2018年3月14日 10時) (
レス) id: b14b83fbb2 (このIDを非表示/違反報告)
花 - 未来が気になるお話ですねー、是非大学生バージョンも見てみたい (2018年3月11日 19時) (レス) id: b46cbad2cc (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - りこさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて本当に嬉しい限りです…！良かったらこれからも楽しみにしててください！ (2018年2月13日 13時) (レス) id: b14b83fbb2 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - 春歌さん» コメントありがとうございます！一番の要注意先輩です笑 (2018年2月13日 13時) (レス) id: b14b83fbb2 (このIDを非表示/違反報告)
りこ - もう毎回楽しみすぎてヤバイです もうこのお話大好きです (2018年2月12日 23時) (レス) id: e52a1f5f42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒葡萄
| 作成日時：2018年1月7日 4時
