応援メッセージ ページ31
.
ガチャッ
「先輩！」
冬休みも明けてしまい、三学期に入った。
そんなある日の放課後、部室に勢いよく入る。
錦「うわぁびっくりしたぁっ」
大「亮ちゃん大丈夫！？笑」
丸「どしたん珍しく元気やね」
「誰がいつも元気無いんですか！」
安「そのキレキレのツッコミは
誰に似たんかなぁ…」
ごちゃごちゃ言ってますが、一度スルーします。←
「皆さん明日から何があるか分かってますか？」
大「明日？」
安「明日…は…」
丸「土曜日やね」
「そこじゃなくて！」
錦「…センター試験？」
「それ！」
錦「何でタメ口やねん」
そうです。
明日からセンター試験が始まるんです。
私たちは直接関係があるわけじゃないけど…
「三年生は、明日本番なんですよ」
大「ああ、そういうことね」
丸「言われてみれば、いよいよかぁ」
安「頑張って欲しいな」
「…章ちゃん先輩、今なんて？」
安「え、"頑張って欲しい"…？」
「そう！それ！」
錦「何でタメ口やねんて」
信ちゃん先輩の代わりに
しっかりタメ口を注意してくれる亮先輩のことを
密かに嬉しく思いつつ、笑
きょとん顔で私を見つめる先輩たちに説明する。
「頑張って欲しいですよね、三年生」
安「うん、もちろん」
「ということで」
丸「で…？」
「応援しましょ！」
言い切った。
…はずが、皆さんまだ少し戸惑い顔。
あれ、伝わらなかった？
錦「応援って、何すんの？」
大「…は、まさかチアガールの格好をし」
「ませんよ。」
大「分かってるよ…そういうボケやん…」
安「こいつ本当に期待したパターンやな」
「そんな訳ないですよね…ただ、
私は応援メッセージを送りたいなと思いまして」
丸「ん、メッセージ？」
「そうです」
せっかくだから、少しでも力になるような
応援メッセージ的なものを
LINEで送れたら良いなと思ったんです。
忙しくてもLINEならサッと見られるだろうし。
その旨を先輩たちに伝えたら、
丸「ええやんかぁ」
安「やりたーい！」
錦「どんなん送ろう…」
どうやらノってくださるみたいです。
…ただ一人を除いて。
私は拗ね顔が隠しきれてないその先輩に
声をかける。
「…忠義先輩も、どうですか？」
大「…Aちゃんのチアガール」
「いやしつこいな！」
.
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黒葡萄(プロフ) - 花さん» コメントありがとうございます！これからどうなっていくのか、ぜひ見届けて頂けると嬉しいです！ (2018年3月14日 10時) (
レス) id: b14b83fbb2 (このIDを非表示/違反報告)
花 - 未来が気になるお話ですねー、是非大学生バージョンも見てみたい (2018年3月11日 19時) (レス) id: b46cbad2cc (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - りこさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて本当に嬉しい限りです…！良かったらこれからも楽しみにしててください！ (2018年2月13日 13時) (レス) id: b14b83fbb2 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - 春歌さん» コメントありがとうございます！一番の要注意先輩です笑 (2018年2月13日 13時) (レス) id: b14b83fbb2 (このIDを非表示/違反報告)
りこ - もう毎回楽しみすぎてヤバイです もうこのお話大好きです (2018年2月12日 23時) (レス) id: e52a1f5f42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒葡萄
| 作成日時：2018年1月7日 4時
