⸜ゆきだるまサークル⸝【Snow Man】

な る は や で ページ40

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授業終わりにスマホ見たらしょっぴーから「今日昼飯食べる？」って連絡来てたから、「もち！今から部室行く！」って返したら「なる早で」って来たのでなる早で部室棟へ行く昼休み。


階段を上りながら不思議に思う。


…最初に誘われて以降、毎週この曜日の昼休みは部室に行くのが当たり前になってて、そこにはいつもしょぴがマストでいるけど、舘様もいるし他の人も来たりするし、わざわざ「一緒に食べる？」なんて確認はしてこなかった訳で。


だから今日は何かあったのか？って感じ。

しかもなる早って。


……説教とかだったらどうしよう。

「しょっぴー呼びやめろ」のガチ説教。

やめたくないから終わらないじゃん。


とか考えてたら着いた。


ここは一か八か…行くか。








ガチャッ








「しょっぴーおつかれ！！今日も元気にしょぴしょぴしてる！？」


渡「なんだおまえ帰れ」








よかったーー説教じゃない。


吹き出しながら嬉しそうにツッコむしょっぴーを見て安心。








「…ていうか、何かあったんですか？」


渡「え？別に、なんもないよ」


「え？」


渡「ん？」


「…じゃあ何でなる早で来させたんすか」


渡「…なるべく早く来てほしかったから」


「…何故」


渡「…ひとり、さみしーじゃん」


「……」








ひとりが寂しくてわざわざ早く来るように連絡してきたのは流石にかわいすぎないか？








「あれ？でもいつも舘様も来るじゃん？この時間」


渡「今日他の用事で来れないんだって。だからまぁ……仕方なく」


「仕方なくで呼ぶなよ。てか、呼ばれなくてもいつも来てるし」


渡「ん、でも…まぁ、一応」


「一応？」


渡「俺絶対ひとりでご飯食べたくないし」


「絶対て」


渡「クソさみしいし」


「かわいいかよ」








「ほらはやくきて。」って座ってる自分の隣を雑に叩くので、まぁこっちも仕方なく座ってあげた。








「なんだ〜そんなことか」


渡「いや、部室来ても他誰もいないし、Aももしかしたら来ないかもって思うじゃん」


「ふふ、それで一応ね。

てか、舘様とはいつも約束してんの？」


渡「約束とかじゃないけど、なんか来れない時は連絡くる」


「しょっぴが行かない時は？」


渡「行かないっていうか、行けない時はとりあえず連絡してる」


「うん。それ約束してるね」


渡「別に、約束とかではないんだけどね」


「約束だね完全に」








あべちゃん呼んだ方が良い？



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