⸜ゆきだるまサークル⸝【Snow Man】

こういうのでいいんだよ ページ4

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阿「…頼む。どこも入る気ないならうち入ってくれないかな？こんなに大々的に新歓やっといて、1人も入らないのはなんか俺ら的にも気まずいし…」


「入ってほしい理由薄くないですか？」










しかも大々的でもねぇし。


それでもこの中ではまだ新歓をする気がありそうなその人の話を聞けば、


どうやら先輩達が卒業したせいで部員数が激減して、サークルの存続的に部員を10人まで増やさないと色々問題があるらしい。


現在は3,4年0人、2年生が6人いるのみ。

となると、あと4人は必要みたいだ。










阿「お願い！入ってくれたら、活動に参加しなくても良いし、部費も払わなくても良いから！」


「それ何のために入るんすか」










ていうか…










「ゆきだるまサークルって、そもそも何ですか？」


「「……」」


宮「ゆきだるまサークル……それは、雪だるまに関するサークル。」


「でしょうね。ていうかこの人どっから出てきたんですか？最初からいました？」


渡「アイツ…変な奴だからな」


「あなたが言えたことではないですよ」










まじでどこからともなく闊歩してきたんだけど…こんな貴族、どこにいた？










宮「まぁつまり、雪が降ったら、雪だるま作ろうね〜っていう集まりです。」


「え！？

そんなことでサークルって作れるんですか！？てかそれ活動チャンス年1であるかどうかじゃない！？」


岩「ちなみに去年の活動記録がこの写真だ。」


「うっわ雪だるまちっせ」


阿「去年はなかなか降らなかったからね〜」


佐「あ、ちなみにこの子気象予報士の資格持ってるんだよ」


「いや急にすご！？雪だるまサークルガチ勢！？」


渡「失礼な！俺らは全員ガチだよ！！Snow Manのメンバーとして全身全霊捧げてんだよ！！」


「もうあなたは黙っててください」


深「……で、どうする？Snow Man、入る？入らない？」


「…いや、こんな無茶苦茶なサークル……」


「「…」」


「入ります。」


佐「お前やばいね。」










ってことで、新歓最終日、私は晴れてゆきだるまサークルに入部しました。





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