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幸せって ページ40

裕太side





…待って俺、ほんまに何いってるんやろ
幸せになれよなんて


慌てて翔吾が心配するやろって言ったけど





昨日から俺の頭の中が、矛盾だらけで






Aを幸せにできるのは、翔吾だけやと思ってた


だから、翔吾のこと忘れたなんて勘違いして空回りして、俺の大切な友達ってのもあるけど、ずっと好きでいて欲しくて




そう思っとって
それが、翔吾のためだって






でもさぁ、思ったんだよね
亜嵐、ほんまにAのこと好きで、Aを想ってるのなんて
昔俺が翔吾に語られてた時と、同じ感じがしなくもなくて



だから、これからはそのポジションを亜嵐がやった方がAは、幸せなんやないかって





「俺さ、翔吾のことずっと好きでいてええって言っやん?もし、それでAを縛ってたらごめん」

A「ううん。私そのつもりだったよ
けどね
…よくわかんないかも。このまま好きでいていいのか」




ほら、そうやんな

でも、


「Aの気が済むまではいいと思うで」

A「そうかなぁ」

「やけど、翔吾はきっとAの幸せ願ってると思うんや」

A「…幸せ?」

「うん。恋愛とは限らんけどさ」





ほんま、これだけはそうやと思うで





A「…でも、やっぱ翔吾と笑えてないのに、私だけ幸せになるのも違う気がする」

「むずかしいなぁ
翔吾の気持ちは聞けへんからな」

A「やっぱり、私の頭の中は翔吾だなあ笑」

「ふふ、洗脳されとるな。笑
まあええか笑」






…Aも、俺も結局翔吾が大好きやったって




翔吾とAの関係、崩して欲しくなかったんや

だからあんな、勘違いなんてして

きっと、それだけいいカップルやったんや
俺の中で






A「やっぱり、今はこのままでいる」

「そっか。
まあ、思い出を大切にするのも、今を楽しむのもA次第やし」

A「なんか、すっきりした。笑
ありがとう裕太」

「こんなんでええなら、協力ぐらいするで」

A「ふふ、じゃあ思い出話引き続き付き合ってね」

「おう」





それぐらいお手の物や
Aだって、うんと幸せになってええんやから


それが、きっと翔吾とAの為やって亜嵐のこと見て



そう気づいたんや

夏休み→←なんで?



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作者名:ゆーたらん。 | 作成日時:2018年5月31日 2時

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