Contrary Love 2 [Alan]

no.96 ページ46

あれから、卒業式も終わって









今日、玲於たちLAに飛ぶんだって。




やっぱりちょっと寂しいな









亜嵐｢寂しいんでしょ｣


｢そりゃ、昔から一緒にいたから｣


亜嵐｢そーだよね。まあ、もう会えないわけじゃないんだから｣


｢うん。ちゃんとお見送りしないと。｣









亜嵐が、俺も行くって聞かないから


俺だってお世話になった！って









そんなに仲良かったイメージないけどね









空港に着けば、すっごい大きいキャリーバックと肩には、夏恋ちゃんのボストンバッグを抱えた玲於がいた。



裕太くんと楽しそうに話しながら









｢玲於！夏恋ちゃん！｣



玲於｢お！Aと白濱くん｣



夏恋｢あ、Aちゃんお久しぶり！
と、イケメンくんこんにちは｣


玲於｢そいつだよAの彼氏｣








この間、2人には報告したの。
付き合いましたって









夏恋｢玲於が言ってたとおりイケメンだ！笑

でも…玲於には勝てないか。｣



亜嵐｢佐野くんカッコイイからね笑｣


｢ふふっ、玲於顔真っ赤｣


玲於｢うるせー。そういうお前らも、手なんて繋ぎやがって｣


｢うるさい…｣


裕太｢っはは。面白すぎかお前ら。｣








ほんと、何してるんだろ私たち









久しぶりに会った夏恋ちゃんともたくさん話せて。




｢夏恋ちゃん、これあげる｣


夏恋｢え、これ。これはAちゃん持ってないと｣


｢ううん。
これはね、玲於にとって一番大切な人に持っててほしいの。

私も、頼ってばかりじゃいられないから、卒業かな笑｣


夏恋｢っふふ。うん。大切にするね｣








昔、玲於から貰った"幸福"って言う意味のストーンがはまったピンクのブレスレット。

でもね玲於、このストーンは恋愛の意味の方が強いんだよ？





だから、夏恋ちゃんにぴったりでしょ？


玲於と、夏恋ちゃんには幸せになってもらわないと私が困るからね。





玲於｢白濱くん。宜しくねA｣


亜嵐｢任せて。絶対、悲しい思いさせないから｣


｢なんか、すごいいいこと聞いたなー？｣


亜嵐｢ちゃっかり聞いてんじゃねーよ。｣


玲於｢何もう、やっぱり君ら運命ってやつ？｣


亜嵐｢そういうやつかもしれない！｣


｢だまって。｣


玲於｢やべ、面白すぎ。すごい安心笑｣








なんて、こんなくだらない話しも、しばらく出来ないのか

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