no.84 ページ34
懐かしいなって思い出してたら
外はすっかり夕方で
オレンジに染まっている
そんな校庭を見ながら、
始まりは体育祭だったな。
あの時、私のこと何も不思議がらずに、何も聞かずに
話しかけてきたのなんて、白濱亜嵐ぐらいだったよ
ほかの人なんて、みんな何かしら言ってたし
受け入れてもらえるなんて思ってなかったから
普通に会話できたのすごくありがたかった
だって、怖かったんだ
次の日とかも何言われるか分からなかったから
なのに、ほかの人から話しかけられてるの追いやってくれたり
さり気なく周りの話遮ってくれたのだって
ほんとは気づいてたの
…その時から優しかったんだね
・
・
亜嵐「なーにやってんの?」
「白濱…亜嵐。」
亜嵐「まだフルネーム。笑」
…こんなにかっこよかったっけ?
夕焼けに染められた白濱亜嵐の横顔
すっごくかっこよくて。
亜嵐「何見てんの?なんか付いてる?、」
…やば。無意識
「見てないし、、私、帰るね」
咄嗟に恥ずかしくなって。その場から逃げようとした。
亜嵐「待って。」
「…ごめん」
亜嵐「待ってって。最近、Aちゃんおかしいって」
「…そんなこと、ないし」
亜嵐「変だよ。だって、話振ってもあんまり返してくんないし。
…前より、仲良くなれたって思ってたのに。」
「…っごめん。」
どうしていいか、全然わからなくて
白濱亜嵐の顔なんてちゃんと見れなくて
気づいたら走ってた
そのままの勢いで家に帰ってきちゃって
ああ、何してるんだろ
普通に話しかけてくれてるのに
私だって、話したいはずなのに
なのに…
・
…あんな、傷ついた顔の白濱亜嵐初めて見た。
なんで、あんな泣きそうな顔したの?
こないだだって、キレーなお客さんに満更でもない顔してたじゃん。
私なんてつり合うわけないって思ってるのに
期待しちゃうじゃんばーか。
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ゆーたらん(プロフ) - かすみさん» そんな!!ありがとうございます!!!すっごく嬉しいです。亜嵐くん、すごく楽しいのでまた書けたら書きたいと思っています! (2017年10月14日 1時) (レス) id: 18c7415c1d (このIDを非表示/違反報告)
かすみ - すっごいおもしろいです!これを書けるなんて天才ですよ!!できれば、亜嵐くんメインの話をこれからも書いて欲しいです! (2017年10月13日 19時) (レス) id: 48b5224345 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーたらん(プロフ) - ついんたわーさん» そんな褒め言葉大変嬉しいです!!またいつか、亜嵐くんで描きたいです。。(願望です)読んでくださり、ありがとうございました。 (2017年10月13日 1時) (レス) id: 18c7415c1d (このIDを非表示/違反報告)
ついんたわー(プロフ) - すごく面白かったです!亜嵐くんメインは意外と少なくて、でもこの作品を読めたことに感謝です!できたらまた、亜嵐くんメイン描いて欲しいです! (2017年10月12日 6時) (レス) id: 245de707c0 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - あおさん» ホントですか!嬉しいですありがとうございます(T ^ T) (2017年10月4日 9時) (レス) id: 18c7415c1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆーたらん。 | 作成日時:2017年9月27日 19時