時間の限り。2

あなたside ページ32

看護婦「末吉さん、今日はみなさん来てくれるんですよね？」



『はい…』



看護婦「ふふっ(^^) 楽しみですね！」



『は、い…』









今日はまたみんながお見舞いに来てくれる


いつも来てくれて本当に嬉しい


でも、今日は朝から少し調子が悪い…


なんか、もうダメな気がする…









隆弘「Aちゃーん！！！！！」



『あ、隆弘、く、ん…！』



実彩子「もう！にっしー病院では静かにしてよね！」



千晃「ほんとだよ！」



秀太「Aきたぞー！」



真司郎「Aちゃーん、大丈夫ー？」



『し、ん、じろう、くん、大丈夫、だ、よ…』



直也「Aちゃんごめんね、日高後で来るんだ」



『光、啓、くん、ま、だなの…？』



実彩子「多分もうすぐ来ると思うから(^^)」



『わかっ、た…！』









今日はなぜか光啓くんにすごく会いたかった


いつも会いたいけど


いつもよりも


きっと、もう時間がないからなのかな…？


でも、今しかない


光啓くんがいない今みんなに伝えておきたい









『ねぇ、みん、な…』



真司郎「どうしたん？」



『お話、が、あるの…』

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