時間の限り。2

あなたside ページ30

光啓くんはそのままずっと抱きしめてくれていた


私は抱きしめ返すことができないけど


本当に幸せだった









秀太「おーい、いつまで抱き合ってんの？笑」



光啓「うわ！いたなら言えよ笑」



秀太「いい雰囲気だったから話しかけずらくてー笑」



光啓「おい！笑 てか、みんなに連絡したの？」



秀太「あぁ、明日の夜だったらみんなで来れるんじゃね？」



『あ、した、みんな、き、てくれ、るの…？』



光啓「うん！その時に結婚するって報告しよっか(^^)」



『わか、った…！』



秀太「Aよかったな！ちゃんと幸せにしてもらうんだぞ！」



『今、でも、し、あわ、せ、だよ…(^^)』



光啓「今よりもっと幸せにしてあげるから(^^)」



秀太「お熱いお熱い笑」



看護婦「面会時間そろそろ終わりますよー」



光啓「はーい！じゃあ、そろそろ帰るね！また明日夜来るから(^^)」



秀太「いい子に待ってろよー笑」



『う、ん…！わ、かっ、たよ…！おやす、み…！』









光啓くんと秀太くんは帰って行った









コンコン









上野「調子はどうかな？」



『まぁ、まぁ、か、な…』



上野「そうか」



『せ、んせ、い…？』



上野「なんだい？」



『そこ、あ、けて…』



上野「引き出し？」



『う、ん…』



上野「これはなに？手紙？」



『そう…も、し、あた、しが、死んじゃった、ら、それを、み、んな、に、わ、たし、て…？』



上野「Aちゃん…」



『先生、今、ま、で、ありがと、う…』



上野「ちゃんと渡すから…」



『う、ん…』









これで、いつ死んでも後悔はない


私はそのまま眠りについた

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