時間の限り。2

あなたside ページ29

光啓「俺と結婚してくれませんか？」



『え…？』









突然の光啓くんからのプロポーズ


一瞬


夢なんじゃないかと思った


でも、それは現実









『光啓、くん、な、に、言って、るの…？私は、もう、死んじゃうん、だ、よ…？』



光啓「ううん、Aは俺のお嫁さんになるの。
俺と結婚して、日高Aになってくれませんか？」



『でも、、』



光啓「俺はAにお嫁さんになってほしい。
Aの家族になりたい。
俺、仕事遅くなって家に帰ってこれない時とかあるかもしれないけど寝て待ってていいから。
早く帰れた日には一緒にご飯食べて、テレビ見たりするの。
毎日おんなじ布団で寝てさ。
これ、スッゲー幸せじゃない？(^^)」









光啓くんは未来についてたくさん話してくれた


私にはもう時間がない


それは自分でもよく分かる


呼吸だってものすごく浅い


あと、生きれて2日ほどだと思ってる


2日もあるかな。


でも、私は光啓くんと一緒がいい


光啓くんと家族になりたい…！









『あた、し、で、いい、の…？』



光啓「俺はAがいいの」









そんなこと言われたらどうにかなりそうだよ


もう答えは決まってる









『よ、ろし、く、おねがい、しま、す…(^^)』

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