時間の限り。2

日高光啓side ページ21

光啓「にっしー、ごめんな？」



隆弘「仕方ねぇよ」



真司郎「にっしー昨日も来てたやんな？」



隆弘「あぁ」









Aがにっしーの名前を思い出すことができなかった


すげぇ、ショックだろうな。









千晃「だっちゃん大丈夫？」



光啓「なにが？」



実彩子「いつか日高くんも…」









2人が言いたいことは分かる


いつか俺のことも思い出せなくなるんじゃないか


俺はそれが怖い


でも、俺は逃げたりしない


どんなことがあってもAのそばにいる









光啓「俺は大丈夫！」



直也「無理すんなよ」



光啓「ありがとう」



真司郎「なんかあったら俺らも頼ってや？」



秀太「そうだよ」



実彩子「力になれることはするから」



隆弘「お前ばっかりが背負うなよ」



千晃「また来るからね」



光啓「ありがとう(^^) また明日！」









みんなが帰った後病室に戻ると









光啓「A、みんなのこと送って来たよ」



『ありがとうございます…』



光啓「A？」



『…』









まさか…！









光啓「A、分かる？俺だよ？」



『誰ですか？』









全てが壊れる音がした

作者から→←西島隆弘side

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す