5人の幼馴染。

あなたside ページ12

過去

小学校2年生




お母さん「あなたこのやりとり何？！」


お父さん「お前勝手に人の携帯見るなよ！！」


お母さん「あなたが浮気してたなんて！！どうりで最近帰りが遅いと思った！！」


『お父さん？お母さん？』


お母さん「A。」


お父さん「ごめんね、大きな声出して
もう寝なさい」


『うん、おやすみ』






それから家族の歯車が狂い出した

2人が顔を合わせばケンカ

食器が割れる音

お父さんの怒鳴り声

お母さんの悲鳴

日に日に増えていくお母さんのあざ

私は布団に潜って聞こえないフリをした

そんな生活で唯一楽しめるのは

直くん

隆くん

光くん

秀ちゃん

真ちゃん

大好きな幼馴染といれる時

この時間が何より幸せだった

毎日続くお父さんとお母さんのケンカ

私は耐えられなくなり






『お父さん！お母さん！もうやめてよ！』





なんで大人しくしてなかったんだろう

なんでいつも通りベットに入ってなかったんだろう





なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？






お父さん「黙れぇぇぇぇー！！！！！！！」





．





．





．






なんで私に包丁をふりかざした？






とっさに逃げた私はうまくかわしたものの腕を包丁で切りつけられた





痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い……！！！！！！






お父さんはそのまま家を出た

私はお母さんと病院に行き処置をしてもらった





『お母さん…
もう嫌だよ…』


お母さん「ごめんね…ごめんね…」






次の日お父さんの姿はなかった

多分仕事だろう

机の上には離婚届

私はそのまま学校に行った

その帰りに真ちゃんがいじめられてるのを見た

私はいじめっ子に石を投げた

利き手の右腕は昨日の怪我のためものすごく痛んだがみんなに心配かけられないと思い黙っていた

その日の夜

私はお母さんと家を出た________

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