この関係はまだ秘密です。 ページ4
.
ジェシーと付き合ったことはSixTONES、SnowMan、両グループのマネージャーさんと本当に偉い事務所の方しか知らない
ただ付き合っているだけなんだからそこまで知らせる必要ないんじゃないかって思うかもしれないが
恋愛をさせてもらっている以上伝えておきたいと頑固な私の考えを尊重して少人数かつ、重要な人達にだけ事実を伝えている
そして、少ない認識人数が故にこう言った仕事もあるわけで…
インタビュア「それではお二人インタビューを始めていきます!お願いします!」
『「お願いします!』」
インタビュア「今回の雑誌のテーマは二月号と言うこともあって恋愛をテーマにさせていただいてますのでお願いしますね」
今日のお仕事はいつもお世話になっているアイドル誌
ターゲット層は20代前半といったところの雑誌なためアイドルらしいふわふわキラキラ回答ではいられない
付き合っているなどと"匂わせ"のないようにしないと…
この撮影が始まってからなんとなく居心地が悪い私に対してジェシーはずっとルンルンで
さっきの撮影でも手を握ってくるもんだからギャグになるように大袈裟に振り払ってみたりと大変だった
インタビュア「さて、早速なのですが…えーお二人の好きなタイプはなんですか?」
『はい、そうですね…一緒にいて疲れない人、ですかね笑』
「俺じゃん」
『なっ』
「え、今の完全に俺でしたよね?!」
インタビュア「あははっ!そうですね笑」
『そうですねって笑ジェシーと一緒にいると何が起きるか分からないので1番疲れますよ!』
「ええーー!」
インタビュアまで巻き込んで和気藹々と流れる空気
あぁもう…
『まぁあとは、私料理作るのが好きなので沢山美味しいって言って食べてくれる人』
「あー食べる食べる、てか食べてる食べてる」
『リスペクトしあえる関係がいいですよね』
「俺、Aのことリスペクトしてるしぃ…多分俺のこともリスペクトしてるはずだから」
『…まぁ結局好きになった人がタイプって事で』
「なるほどな。やっぱり俺ってことかぁ…」
『あの、さっきから隣の人が強引なんですけど笑』
インタビュア「笑笑」
私の言葉に全部自分であることを差し込んでくる彼
なるほどな…じゃないよ全く
ちらっとジェシーを見るといたずらっ子のように口元を手で押さえながら、んふふっと笑い
持て余している長い脚を軸に座っている椅子を揺らしていた
.
155人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:菜兎 | 作成日時:2021年1月29日 3時