私たち、付き合ってます【櫻井孝宏】 (ページ5)

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疑問ページ5

あなたside

「最悪っ...！！」

翌日＿＿＿

ズキズキと痛む頭を押さえながら身体を起こした私は
昨日のことを思い出しベッドの中で叫んだ

“片想いって、苦しいですね”

「何言ってんの私っ...」

“...櫻井さんも、そうなりたいですか？”

“......縁があれば、ね”

「......」

櫻井さんの言葉が頭をよぎる
一瞬だけ、悲しそうな顔してた...

そうなりたい相手がいるってことなのかな

「...しばらく会いたくない、かも」

私が勝手に気まずいだけなのだけだけれど
今会ってもどんな顔すればいいのかわからない

モヤモヤする気持ちのまま午後の仕事に出かけた
＿＿＿＿＿＿＿けれど

「...え」

神「おぉAー！」

櫻「A...」

こういう時に限って会っちゃうんだよね...
反対側から歩いてきた神谷さんと櫻井さんに苦笑する

「お久しぶりです神谷さん...笑」

神「最近あんまり会わないもんね、孝宏は？」

櫻「あ、あぁ...きｎ「櫻井さーん！」え？」

「ちょーっと来て下さい＾＾」

櫻「うぉっ」

神「え？あ、ちょっと！」

慌てて腕を掴み廊下の端っこに連れて行く
周りを見渡し誰もいないことを確認した私は

「昨日はすみませんでしたっ...」

櫻「え...」

＿＿＿＿＿＿＿深々と頭を下げた
会いたくなかったけど...会ったからには言わなきゃ

「ご迷惑おかけしましたし
最後は何か...色々すみません！」

櫻「ちょ、一旦顔あげて俺見て」

顔をあげると櫻井さんは優しく微笑んでいて
ポンポンと頭を撫でてくれた

櫻「謝ることしてないでしょ笑
俺で良ければいつでも話聞くよ？」

「櫻井、さん...」

櫻「ただ事情聴取はしたいかな笑
今度また付き合ってもらうからね？わかった？」

「はい...」

櫻「ならこれで終わり笑
...俺の話も聞いてもらいたいから」

「え...」

櫻「じゃまたね」

そう言うと櫻井さんは笑って去って行った
俺の話って...何だろう