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可愛い年上 ページ33

「......」


浅「望月さん?どうかされました?」


「あ、浅沼さん...」


現場の休憩中、休憩スペースで考え込んでいると
今きたばかりなのかマスクしたままの浅沼さんがきた


浅「何か元気ない気が...」


「いえ何でもないんです笑
すみません、ありがとうございます^^」


まさか浅沼さんに心配してもらえるなんて思わなくて
ドキドキしながらもニッコリ笑みを浮かべた


櫻井さん...大丈夫かな...
一応朝様子見てから来たけど...辛そうだったな...


浅「そうですか?ならいいんですけど...
共演した際にはよろしくお願いしますね^^」


「はい!早く共演できることを祈ってます笑」


浅「あはは、僕もです笑」


ペコリと会釈し去って行く浅沼さん
傍にいてあげたいし早く帰れるよう頑張ろう...!


***


「ただいま...!」


思ったより収録が長引いてしまい
家に着いたのは夜の23時過ぎだった

急いで寝室に向かうとまだ眠っている櫻井さん


「少し落ち着いてる...ちょっとごめんね?」


ゆっくり体温計を口に入れ熱を測る
37.2度...よかった、かなり下がってる...


櫻「ん......?」


「あ、ごめん起こしちゃった?」


冷えピタを貼り変えたと同時に目を覚まし
顔を私の方に向けジーッと見つめてきた


「...?どこか辛い?」


櫻「...昨日よりだいぶマシ」


「そっか、ご飯用意してくるから待っt...わっ!」


頭を撫で寝室から出て行こうとすると
ツンッと洋服の裾を引っ張られた


櫻「...帰ってくんの、遅い」


「あ、ごめんね?収録長引いちゃって...」


櫻「......心細かった
ご飯いいから...ここ、きて」


「...!」


不貞腐れたように見つめてくる櫻井さんが可愛くて
笑みを溢すと布団の中に入り頬にキスを落とした


櫻「...っ、このまま寝る」


「おやすみなさい」


ギュッと抱きついてくる櫻井さんの頭を撫でる
可愛い...年上じゃないみたい...


「...寝顔撮っとこ笑」


ポケットからケータイを取り出し写真を撮ると
お風呂は明日入ろう...と思い目を閉じた


***


櫻「Aのおかげで良くなったよ、ありがとうな」


次の日___

先に起きていた櫻井さんは元気そうで
ニッコリ微笑むと私の頭を優しく撫でた


「よかった...あ、みてこれ
可愛い櫻井さん♪」


抱きつきながら眠る櫻井さんの写真を見せると
ピタリと動きを止め、目を丸くした


櫻「...え、何それ
ちょ、消してマジで...お願い!」


「やーだ笑」


櫻「Aー!」

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作者名:momoiro | 作成日時:2021年3月31日 21時

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