甘えん坊 ページ17
あなたside
「えーっと...」
お酒を飲み始めて数時間
...目の前の光景に戸惑いを隠せない
「櫻井さん...?」
櫻「...ん」
「酔ってる...?」
櫻「...うん」
私の腰回りに抱きつきお腹に顔をうずめる櫻井さん
...もしかして意外と甘えん坊?
「もう眠いならベッド行く?」
櫻「...やだ」
「えぇ...でももう顔真っ赤...」
一瞬見えた顔は真っ赤に染まっていて
耳すらほんのり赤くなっているほど
櫻「まだ飲む...Aちゃ〜ん」
「はい!?」
まさかのちゃん付けに思わず大きな声が出る
これは酔ったら甘えるタイプだ...可愛い...笑
櫻「Aちゃ〜ん」
「はーい」
櫻「...ほんとに、一目惚れなんだよ...
ずーっとずっと好きだった...」
「...ふふ笑」
子供のような言い方にクスリと笑みが零れる
少し硬めの髪に触れるとグリグリと顔を押し付ける
「くすぐったい...笑」
櫻「...好きになってくれて、ありがと」
「そんな...こちらこそ」
櫻「...うん」
「ん〜っ!強い...苦しい...笑」
櫻井さんの抱きしめる力が強く、ポンッと頭を叩く
甘えん坊、か...普段の姿とは想像できないなぁ
「...どうしよう、凄く可愛い」
櫻「んー...」
「ふふ、頬っぺた柔らかい...笑」
横を向いたと同時に頬っぺたをツンツンつつく
櫻井さんは一瞬くすぐったそうにするも何も言わない
「むにーっ...」
櫻「んぅぅー...」
「ふふふww」
櫻「ん...らにしてんろ...」
「何でもない笑
...そろそろ寝よう?起きれる?」
櫻「...一緒にね」
「はいはい笑」
私は何とか櫻井さんを抱き起こすと
寝室に連れて行き一緒に寝転ぶ
櫻「......」
「寝ちゃった...笑
おやすみなさい」
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作者名:momoiro | 作成日時:2021年3月31日 21時