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epi.28 Daisuke S ページ30

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約1ヶ月振りにちゃんとAに会う



ちょくちょく仕事終わりに寄ったりしてたけど、今日はお互い明日休みだからゆっくりできる日




インターホンを押したら すぐに開いた扉に不用心だなって思って 危ないでしょ って言ったら 急に抱き着いてきた


待って理解が追いつかない


今までこんな甘えてくる様なことされなかったから 心臓バクバクで絶対Aにも聞こえてる



頭を撫でてあげれば 俺の胸板にすりすりした後 バッと離れて顔が真っ赤だった




佐 「 可愛い過ぎる 」




飲み物を準備しに行ったAの後ろ姿を見ながら呟いた言葉は多分聞こえてない

出されたオレンジジュースを飲んだらAが真剣な表情で トラウマについて話してくれた




Aの話を聞いてたら元彼ってやつに腹がたってきた
お前が下手くそなんだろって言ってやりたい




Aのカラダはあの1回でよくわかってるつもり
だから俺には自信がある

多分俺とAのカラダの相性ってめちゃくちゃ良くて

俺もあのハジメテ以降 あれ以上の気持ち良さを感じたことは無いし 多分 相性の問題




涙を流すAをみて そんな元彼の言葉で泣かないで なんて思って少し … いや 、 かなり嫉妬した




佐 「 俺は絶対Aから離れないよ 」


「 本当に … ? 」




不安そうな表情で俺を見つめるA
頼むから俺以外の言葉なんか忘れて 俺だけに全ての感情をつかってほしい

俺ちょっと重いななんて思ったけど これが正直な気持ち




「 大ちゃんを信じたい 」


佐 「 うん 、 信じて ? Aはいつか俺のお嫁さんになるんだから 」


「 大ちゃん嫁いっぱいだね ? 笑 」




プロポーズしたい気持ちはやまやまなんだけど
先ずはその前の1歩から進まなきゃいけない

Aの頬を優しく撫でたら
その俺の手に自分の手を重ねてきた

そして 俺の指を1本ずつにぎにぎしていくAは
小指のところで一旦動きが止まって そのままAの手が俺の小指を包んだ




佐 「 … A 」


「 大ちゃん 」


佐 「 窮屈な思いさせたりすると思うけど … 大好きだから 俺と付き合ってくれますか ? 」



「 … よろしくお願いします 」




ふわっと笑って嬉しそうなAに我慢出来なくて
凄い勢いで抱き締めた

嬉し過ぎて ぎゅううって強めに抱きしめたら
『痛いよ〜』って笑うA




二人で見つめ合って少し上目遣いのA


そんなAのピンクな唇に触れるだけのキスをした





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作者名:なっつ | 作成日時:2022年5月25日 20時

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