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epi.26 訂正済み ページ28

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あのデートの日から 更に距離が縮まった気がした


大ちゃんは仕事が忙しくてなかなか会えなくても 夜10分だけでも って会いに来てくれる




何度も 「 好き 」 って言葉にして伝えてくれる大ちゃん
「 ありがとう 」っていつも笑ってるけど 内心凄くド○○キして 直視出来ない






今日は仕事終わりに 凛ちゃんに相談に乗ってもらう日





凛 「 カンパーイ ! 今日も1日お疲れ様です ! 」


「 おつかれ〜 」





『生2つ!』なんて女の子らしくない私達だけどそれが気持ち良い


お酒も回ってきた頃 私はボソボソと話し始めた




元彼にフラれた理由
幼なじみに再会したこと
その幼なじみに 好きだって言われてるけど勇気が出せないこと


凛ちゃんは相槌をうちながら 真剣に聞いてくれた





「 ってことなんだけど 」



凛 「 先輩のいう その先を経験した事ない人なんて沢山居ますよ 」



「 え … そうなの ? 」



凛 「 だから多分 それが原因じゃない可能性ありますね 」






他に思い当たる節がない
私のカラダが悪いってわけじゃないのかな ?




凛 「 先輩 、 してる時って相手の表情みたりしてます ? 」



今までの行為を思い出してみたけど
相手の顔をみた記憶がない …


ずっと目をぎゅっと閉じて …




「 相手の顔見たことないかも … 」


凛 「 多分それですね 、 愛し合ってるのに一度も目が合わないって先輩ならどう思います ? 」




もし好きな人が 私を見てくれて無かったら …




「 本当に好きなのかなって考えちゃうかも … 」


凛 「 先輩が思ってた通り 見透かされてたのかもしれないですね 、 頭の中で幼なじみのこと考えたりしてませんでした ? 」


「 うん 、 一瞬だけとかはあったかも 」


凛 「 あくまで私の予測ですけどね ! 」





『上からですみません』って笑う凛ちゃんに 有難いなって思った
私の悪かった所を気付かせてくれて 頭が上がらない





凛 「 で 、 幼なじみさんは どうするんですか ? 」


「 うーん … 正直まだ私のカラダのせいじゃないっていう可能性はゼロじゃないから 迷ってる 」


凛 「 もう思い切って言ってみるとか ! 毎回アクション起こしてくれるのは向こうなんですから 先輩もたまには勇気出してください ! 」


「 そうだよね … うん 少し頑張ってみる 」




そう言って手元のキンキンに冷えたビールを飲み干すと 少し救われた気がした




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作者名:なっつ | 作成日時:2022年5月25日 20時

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