相性【桃】 (ページ19)

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epi.18 ページ19

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あれから大ちゃんの好きなアニメを一緒にみて｢あの子が～｣｢あのシーンで～｣って熱弁しているのをひたすら聞いていた

佐｢あ､ごめん｡語りだしたら止まらなかった笑｣

｢私は聞いてるの好きだから全然大丈夫だよ ? ｣

佐｢じゃあたまに此処でアニメ一緒に観てもいい ? ｣

私の様子を伺いながらぱっちりした目で真っ直ぐに見つめられる

たまに私の部屋で二人きりでアニメをみる
大ちゃんなりの好きアピールなのかなって思うと嬉しい

本当に大ちゃんは私のことを好いてくれている
今日だけでそれが沢山伝わってきた

今の私は大ちゃんに告白されてもちゃんと好きだと伝えてもいいのかな

いつかまた告白してくれるって言っていた大ちゃん

それまでに胸を張って好きだと言える自信が欲しい

｢勿論いいよ｡次はアニメ観ながら食べるお菓子も準備しとくね｣

私の悩みを知られるのが怖い

今までの彼氏とする時は痛いって思うことが多くてそういう行為をすることが億劫になっていた
でも大ちゃんとハジメテの時はちょっとした痛さはあったものの今までで一番気持ちよかったのを覚えている

もしかしたら大ちゃんなら大丈夫かもしれない

そんなことを思っていても確証はなくて
確認する術もなくて
大ちゃんに言う勇気もない

どうしたらあの言葉の呪縛から逃れられるのだろう

あの言葉が私を縛っている＿＿＿＿

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