epi.5 ページ5
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「 大ちゃん … 」
ずっと会いたかった幼なじみの大ちゃんと運命の再会を果たしたけど 昔の事を引きずり過ぎて 思うように話せなかった
高校生の時に自分の気持ちに気付いて 同じ大学に進学するぐらいずっと片想いしてた
仲が良かった親友には「そんなに好きなら告白しちゃいなよ」なんて言われてたけど
幼なじみって関係を壊したくない
よく少女漫画であるような
そんな感情が湧いてきて 大きな1歩を踏み出せずに居た
「 あーだめだ 、 京ちゃんに聞いてもらお 」
色んな感情がごちゃごちゃになってきたから もう1人の幼なじみに連絡をしてみる
A大ちゃんに会っちゃった … 話聞いて欲しい !
京ちゃん了解。じゃあ明日21時にいつもの店で
私が唯一大ちゃんのことで相談出来る相手は京ちゃんしかいない
親友はもう結婚して毎日子育てで忙しそうだし
社会人になってからの友達にはアイドルの幼なじみで好きなんです なんて言えないし
お酒呑んで京ちゃんに色々相談しよう
「 大ちゃん かっこよかったなぁ 」
マスク越しでも分かるぐらい色気たっぷりの大ちゃんは 今までどんな恋愛をして来たんだろう
私と比べ物にならないぐらいの美人と付き合ってきたんだろうな
そんなことを思いながら眠りについた
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作者名:なっつ | 作成日時:2022年5月25日 20時