ムチャクチャカップル ページ14
真波にはすぐに追いついた。
ここは自転車競技部の練習室。なんでこんな所に逃げるのよ。自習のクラスの人達、練習しに来てるじゃない。
「Aはっ!」
自転車競技部の皆がいきなりあらわれた私達を取り囲んでいる。
尽八くん、机の下に隠れてるつもり?見えてるよ。
すると真波が唐突に口を開いた。
「俺と東堂さん、どっちのことが…」
「いい加減にしろーっ!」
私は真波に助走をつけて跳び膝蹴り。
「ん?んー?あんたその続き言ってみなさいよー?その瞬間あなたの命はつきるわよ?」
「でも…」
「でもじゃない!今からやることにどん引きするなよ!いいね!?皆さん良いですねーーー!?」
自転車競技部中の人達に叫ぶと
「いいぞー!やれやれー!」
「っるせぇボケナスとっととしやがれ!」
……おいこら自転車競技部。なに背中押してくれてんだよありがとう!
よし!勇気もらったし!
私は大きく息を吸い込んで力の限り叫んだ。
「真波が……山岳が大好きです!大大大大大好きです!」
からの
バグしてほっぺにちゅー!
「ひゅう!」
「やるじゃナァイ!このいちゃいちイチャイチャカップルがぁ!」
ひやかしてんな!ありがとう!今度また何かおごります!
「よし!尽八くん、お手数かけました!」
「世話がかかるカップルだな。ワッハハハ!」
「世話を焼けとは言ってないしっ!」
言い合ってる間、あんた、顔かくしてたね。
耳が真っ赤なこと気づいてるよ!
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blood - 世界観に引き込まれました、凄く面白いです!更新頑張って下さい! (2015年7月28日 10時) (レス) id: adc7c2ea2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:童(○´∀`○) | 作成日時:2015年2月3日 20時