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7話だよ〜! ページ8

〜Asideに戻ります〜

『ぶぇっくしゅ!!…うん…、あれ?』
はっとして意識が戻る。…そういえば俺は…なんて考えていた頃にあたりを見渡せば外はもう夕暮れ時だった。

『…あぁあ!!みんなごめぇええん用意してぇぇぇぇ!!!』

少しの言霊と霊力を混じえてさけぶ。
すると同時に叫び声が聞こえてくる、ごめんほんとごめんっ…言霊使いたくなかった理由はこれなんだけど時間が無い…!!

何故?それはね。こっちとあっちだと海外と同じように時差があるらしい。説明してる暇が惜しいほどに時間が無い(2回目)


こちら側が夕方ということはあちら側はたぶん…夜明けほど?
長谷部が世話焼いてくれて許可を出してくれた姿が目に浮かぶ。…そうして用意されている展示会は明日からスタート。


つまりは急がないとまずいということ。
今朝のように優雅な朝ではないので髪の毛とか確認してる暇がない。


三日月「はっはっは…主よ。もっといたわってくれ、じじいは…」
言ったそばから我が本丸ご高齢の三日月おじいちゃんが青い顔をしながら明らかに自分の意思では動いていないスピードで自分の目の前を通り過ぎるではないか。


ほんとうに申し訳ない気持ちでキリキリ胃が痛む。そうしてようやくみんなドタバタとしながら本丸前に集まる。


小夜「驚いた…」
歌仙「やはり、急いで用意することは雅じゃないね…」


『ほんっとすみませんでした!!!』
ジャパニーズスタイル、これでもかと言わんばかりに綺麗な土下座をかます。


髭切「あはは〜、綺麗にまん丸だねえ」
平野「主君。…謝ることも大切ですが時間の確保も大切ですよ。」
包丁「現世は人妻たくさん来るかなー!俺早く行きたいー!」
皆それぞれ別のことを言ってるけどひとつ分かるのは平野くんが1番まともな事言ってる事だよね。


燭台切「とりあえず顔上げて、…さぁ、行こうか。」
ぽんぽんと頭を撫でてくれる。それと同時に顔を上げる。


『うん…ごめんね皆。それじゃあ、いこうか。…さぁ、現世に繋がれっ』


ばちりと光が舞って、眩しい光に包まれる。
不安と同時に。楽しみという気持ちが高まってくる。

それはきっと、もうひとつの家族をみんなと探せること。俺はそれに喜びを感じているのかもしれない。

どんな事があっても、みんなが支えてくれるから俺はもう逃げないって決められた。この家族たちと一緒なら、俺は強くなれた


だから、…絶対に、皆を手離したりしない。
そう俺は言い聞かせて、目を閉じた

8話だね。→←6話です!



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ぽんでライム(プロフ) - めっちゃ面白くて好きです!続編待ってます! (2019年7月6日 17時) (レス) id: 01f6b2b9ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひな | 作成日時:2019年6月2日 22時

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