心を閉ざした少女。

#9 ページ11

名前を気安く呼ぶなあああぁぁぁ！！！！！！
あはは｡周りからの視線怖ーい(棒)

上「蒼井が授業後二人で話したいらしい。」
…バカ。告白みたいじゃん。違うよ？みんなは勘違いしないでね？



しないでね！？

蒼井ピンチ。てことで撤収！

蒼「ハァハァハァハァ」

里「蒼井さぁーん？」
オワター(笑)

蒼「何、？」

里「ちょっと来てぇ？」

蒼「…」
あ、やばい。うん。引っ張られていく。しばらくすると人気のない所に着いた。

里「うぜーーんだよ！」
ﾊﾞｼｯ！！
うっ。痛。

蒼「痛っ。」
ｺﾞﾝｯ！ﾄﾞﾝｯ！ﾊﾞﾝｯ!
殴られ､蹴られた。

里「お前なんかいなくなっちまえ！」
ｻﾞｸｯ!
う、やばい。手首の血管のところに刺さった。リスカみたいじゃん！

ﾎﾟﾀﾎﾟﾀﾎﾟﾀ…

里「いい気味だ！」
ﾄﾞﾝｯ！！ﾄﾞﾝｯ！！ボンッ！！(突き飛ばされた音)
うっ。痛。
15分くらいそれを繰り返された。

里「今日はこのくらいにしておいてやる。」
そう言って塾に戻って行った。
…どうしよう。クラクラする。やばいな｡突き飛ばされたとき思いっきり頭ぶつけたし。止血しないと。はぁ。なんて思ってると誰かがかけてきた。

美「蒼井！？」

蒼「…」
あ、美門君｡ひくよね。

美「大丈夫！？佐伯か？」

蒼「う、ん、」

美「とりあえず、手当するから来て。」
頷いて立ったら視界が傾いた。

美「出血量酷いな。」

蒼「ふふっ(笑)」

美「ふふっって…あー、もしもし、秀明の裏路地にちょっと来て。あ、うん。おっけ。」

蒼「？？」

上「美門､何？」
上杉！？なぜに？
美「蒼井がさ、ここに倒れてたの。」

上「え？。佐伯か。で、手当てをしろと｡」

美「その通り。手当しようとしたら倒れるからさ。」

上「傷口見せろ。」

蒼「ん。」

上「酷。まず手首の止血。傷口をこれで抑えて。」
ガーゼを差し出してきた｡

蒼「ん。」

上「次、頭をこれで冷やして。」
タオルに巻かれた保冷剤を差し出してきた｡



上「手当て終了｡後で病院に行って。にしても酷い話だすぐ言えって言ったろ。」

蒼「ごめんなさい。迷惑をかけたくなくて。」

美「アーヤみたい(笑)｡これは迷惑をかけてもいいこと。分かった？」
彩も同じなのかな。

蒼「はい。」

美「意外と素直だねー(笑)」
そう言って頭を撫でてくる美門君｡
…ねぇ！君、確信犯だよね！？
意外とって何！？ねぇ！？

上「まぁ、気をつけろよ。」

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