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【魔王側】 赤黒い嫉妬、理解出来ない感情 /ロキ ページ6

…今、あいつは最後の城にいる。

あの人間を持ち上げて、戦って、グール共から守っている。

「…理解出来ない」

どうしてそこまでする?敵だろうに。

そんな奴置いてけば一人だって逃げれる筈なのに …何故?

懸命に戦う小僧を見ていると、何かと重なり合う。

……ずっとほしかったモノ

「…あ〜ぁ、つまらねぇの。《ラプラスの空間・白の悪戯》」

スッと指を振れば、世界はパズルピースの様に砕けていく。

グールも、白の城も。ここにあった偽物すべて。

…そしてここには小僧と女、俺だけになった。

小僧はキッと睨んでくる。

「おいおい…そんな顔すんなって」

おどけてみせるも、怒りは鎮まらないみたいだ。

…ゾクゾクと気持ちいい程の殺気を放ってる。

「…お前、自分がやった事分かってんのか?そして、俺が誰だかわかってんのか?」

「わりぃな、伊達に何千年と生きちゃいねぇんでな。今までの引き込んだ奴等の行動と言葉を聞けば分かんだよ。………魔王・エルドラド」

それを聞いて更に気が立ったのか、エルドラドはこちらへ歩いてきた。

そして、俺の首を片手で締め上げた。

ギリギリと殺気と共に締め上げられていく首はこのままいけば容易く折れるだろう。

「…ころし…たいか?俺の事……?」

「あぁ…!最高に殺してぇな……!」

「なら…殺せよ。お前と同じ悪魔を。

過去に合った《悪魔狩り》をした人間と同じようにな…!」

「……っ!!」

少しだけ…その手が緩まった

そのすきをみて、エルドラドを突き放す

此処は白の空間、逃げ場も隠れる所もない

…邪魔な物も有りはしない。

「…この感情は何だ?苦しくて苦しくて、胸糞悪い上にホシイホシイって煩く喚くんだよ…。一族全員が殺された日からずっと……!」

笑いながら、エルドラドを見据える。

頭がどうかなっちまいそうだ。

「…あぁ、そうだ。まだつまらないんだ。俺を楽しませてくれよ。この胸糞悪い、煩く喚く感情を消してくれよ?」

「なんなんだよ、お前…」

「…《新月黒夜窮奇》の一族の生き残り?」

そう言うと、エルドラドは驚愕したように目を丸くした

「は…!?…っ嘘つくな!その悪魔の一族は古代の悪魔サタンでさえも及ばぬ一族だと言われている!伝説上の一族だとも…!巫山戯るな!」

「…そうなるわな。ま、いいぜ。信じても、信じなくても。只…サタンにはかなわねぇって」

あははと笑うと、指を鳴らした

「そろそろ時間だな。お帰り。」

そう言って送り返す

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○マカロン少女●(プロフ) - 更新しました! (2019年1月11日 20時) (レス) id: f4775194ad (このIDを非表示/違反報告)
○マカロン少女●(プロフ) - 更新します! (2019年1月11日 20時) (レス) id: f4775194ad (このIDを非表示/違反報告)
モモハ(プロフ) - ○マカロン少女●さん» 了解です( ´∀`)こちらこそありがとうございます! (2018年3月3日 13時) (レス) id: c93a555509 (このIDを非表示/違反報告)
○マカロン少女●(プロフ) - モモハさん» わざわざお気遣い有難うございます(^^)もう大丈夫なので、テストが終わり次第更新させていただきたいと思います (2018年3月3日 11時) (レス) id: 922ef88d06 (このIDを非表示/違反報告)
モモハ(プロフ) - ○マカロン少女●さん» 更新なさる際にお教えしますので、お伝えください! (2018年2月25日 18時) (レス) id: c93a555509 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:冒険者たち x他8人 | 作者ホームページ:(*´▽`*)  
作成日時:2017年8月11日 12時

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