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【魔王側】とある黒兎の過去話<<過去編>> ページ34

お前は出来損ないだ。お前なんていらないんだよ、死んでしまえ。俺はそう実の母親と弟達に言われていた。

俺は有名な獣人のお偉いさんの家の次男だった。俺の家族はまあ当たり前だが全員兎。それに俺以外全員白兎。俺は真っ黒な黒兎だったからあの中では異端児だった。

「何でこんなこともできないの!?」

「ハッ、ひっどい兄ちゃんを持っちゃったよ。」

あいつら、俺の実の母親と末の弟を除く弟達はいつも俺のことを殴ったり蹴ったり、さんざん罵詈雑言を言ってきた。きっと俺が黒兎だからそれでいじめてきたんだろうな。
でも兄さんと親父はそんなことしなかった。むしろ俺を助けてくれた。末の弟も裏では優しくしてくれた。

でもある日親父と兄さんが殺された。お偉いさんだったからだれかに狙われてたんだろ。

それからは俺に対しての暴力は酷くなった。けど末の弟だけは優しくしてくれた。
けどそれからは数ヶ月たったある日末の弟は遂に俺に暴力を振りだした。もう優しくしてくれる事もなくなった。
そんなことが続いたある日俺は偶然外で人が獣人を殺しているのを見た。あの時俺の中で何かが狂った。
俺は兄さんの使っていた戦闘用ナイフで母親と末の弟以外の弟達を殺した。今考えるとあの時獣人市場に全員連れていったほうが確実により長く苦しめれたがあの頃の俺には獣人市場なんて言葉は知らなかった。
その時運悪く末の弟が帰ってきやがったよ。あの時のあいつの顔は思い出しただけでも笑えるよ。
俺はあいつの腹を思い切り刺した。あいつは直ぐに苦しんで倒れた。ざまあみろ。

それから俺は色んな所にいった。そしてある村に行った。その時は丁度夜だった。あるガキが俺の事見て

「あれは、あの黒兎は悪魔の兎よ!」

ガキがそんなこと叫んで村の奴らは俺に武装して襲いにきやがった。確かに俺は真っ黒で普通の兎よりも牙が鋭くて片耳が千切れてるから化け物には見えなくもない。でも俺は色んな所にいった時に色んな奴を殺したり、苦しめたりしてきたから簡単に全員殺せた。

当たり一面死体まみれで血の海のなかで一人返り血だらけで笑っていた俺に赤毛の悪魔が舞い降りて

「よう、お前おもしれーじゃん。こっちにこいよ。魔王サマの下に。」

俺は目の前に現れた悪魔の誘いにのった。こうして俺は魔王軍に入った。

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○マカロン少女●(プロフ) - 更新しました! (2019年1月11日 20時) (レス) id: f4775194ad (このIDを非表示/違反報告)
○マカロン少女●(プロフ) - 更新します! (2019年1月11日 20時) (レス) id: f4775194ad (このIDを非表示/違反報告)
モモハ(プロフ) - ○マカロン少女●さん» 了解です( ´∀`)こちらこそありがとうございます! (2018年3月3日 13時) (レス) id: c93a555509 (このIDを非表示/違反報告)
○マカロン少女●(プロフ) - モモハさん» わざわざお気遣い有難うございます(^^)もう大丈夫なので、テストが終わり次第更新させていただきたいと思います (2018年3月3日 11時) (レス) id: 922ef88d06 (このIDを非表示/違反報告)
モモハ(プロフ) - ○マカロン少女●さん» 更新なさる際にお教えしますので、お伝えください! (2018年2月25日 18時) (レス) id: c93a555509 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:冒険者たち x他8人 | 作者ホームページ:(*´▽`*)  
作成日時:2017年8月11日 12時

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