【魔王側】俺は王族だった<<過去編>> ページ33
子は所詮親の道具であり親の為に尽くすのが子の義務だと、俺の父親である国王が教えてくれた
国の名前はナイトメア王国。人口は約三万人ぐらいの小国だ。
そんな俺の家族は普通の家庭ではなく王族という面倒な一族に生まれたのだが、代々魔法を使える一族にとって俺という存在は異端。
だが俺はものすごい怪力の持ち主だった。その力があるからこそ家族からは見放されたが何とかやっていたのだ
「こんにちは」
そんなある日、俺の目の前に現れた一人の妖精・桜は俺を忌み嫌う事もなく普通に接してくれる
「世界は広いのです。ですからその身分から解放されたら共に冒険致しましょう」と、桜は美しい扇子で口を隠し微笑む
その笑顔だけが唯一の癒しだった
「人間を殺せー!!」
「…魔王、軍!?」
突然魔王軍が現れ俺の国を血の海に変えようとしていた。好機だと思い、俺は魔王軍に便乗して国民を殺していく。
血濡れになりながら国民・騎士など、更には己の家族までも手に掛けて俺は魔王軍に入る為に魔王の所まで行ったのだ
「お前は面白いから良いぞ」
「働くのはお前の為じゃねぇ。俺のためだかんな!!」
こうして俺は魔王軍の仲間入り。
「俺と魔王の元へ行こう。さすればずっと共に居られる」
「………」
俺は魔王側に行こうと桜を誘ったが桜はゆっくりと首を横に振る
「お前と生きたい」「隣にいろ」など言っても桜はけして首を横に振ることは無かった
それからというもの、桜は二度と俺の前に姿を見せる事はなかったのだ
【魔王側】とある黒兎の過去話<<過去編>>→←【魔王側】小さい頃の≪過去編≫ 卯月
2人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
○マカロン少女●(プロフ) - 更新しました! (2019年1月11日 20時) (レス) id: f4775194ad (このIDを非表示/違反報告)
○マカロン少女●(プロフ) - 更新します! (2019年1月11日 20時) (レス) id: f4775194ad (このIDを非表示/違反報告)
モモハ(プロフ) - ○マカロン少女●さん» 了解です( ´∀`)こちらこそありがとうございます! (2018年3月3日 13時) (レス) id: c93a555509 (このIDを非表示/違反報告)
○マカロン少女●(プロフ) - モモハさん» わざわざお気遣い有難うございます(^^)もう大丈夫なので、テストが終わり次第更新させていただきたいと思います (2018年3月3日 11時) (レス) id: 922ef88d06 (このIDを非表示/違反報告)
モモハ(プロフ) - ○マカロン少女●さん» 更新なさる際にお教えしますので、お伝えください! (2018年2月25日 18時) (レス) id: c93a555509 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ