僕らの彼女は猫かぶり。2期 【名前変換オリジナル】

もうやだ。やだよ。 ページ7

「えっと、晴くん……」

どうするの、と言いかけて、とっさにやめる。

＿＿＿＿晴くんが滝のような冷や汗を流していたからだ。

「……なんで、こんなことになったの？」

「思い当たる節は、ある、が……」

あんのかよ。

私は苦笑いをこぼす。

「泊まるあては」

「ねぇ」

「ご両親は」

「海外」

「「……」」

ヤバいんじゃないの、これ。

私は自分のスマホを開いて、知り合いの男子を片っ端から確認して行く。

そして、ため息をついた。ダメだ。普通の男子はみんな晴くんを怖がっているから、到底泊めてくれそうにない。

日向くんもダメだよね。喧嘩するし。

しょうがない。

「……A？何やってんだ」

私はある人に電話を掛けた。

お父さんだ。

「もしもし？うん、あのね、今日友達とお泊まり会してもいい？」

「⁉」

お父さんはてっきり女友達と思い込んだのだろう。瞬時に承諾してくれた。

お母さんはちょうど保育園のお泊まり会。ナイスタイミング。

私は電話を切ると、晴くんの方を笑顔で向いた。

「今日はウチ泊まれば？布団余ってるしさ」

「え、お、え？」

目を白黒させる晴くん。泊まるの？と問い詰めると、彼はドギマギしながらも、

「た、頼む」

と応えた。

？？「頑張れよ」→←？？「…お疲れ」

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