メリーさん、こんばんは! ページ11
「はぁい!あたし、藍巴!よろしくね!」
「はぁ…」
今、俺とA、紫苑は俺の部屋でメリーさんの藍巴と話している。
「で、どうやってここまで来たんすか」
藍巴はにひっと子供みたいに笑う。
「私のスマホ、GPS付いてんのよ。それにメリーさんのネットワーク半端ないし」
ぶっちゃけ警察よりすごいから、と鼻を高くする藍巴に、犯罪はするなよ?と真面目に語り掛ける。
「……なぁA。お前、何してんの」
俺のベッドの下を漁るA。まぁ大体察しはつくが…。
んー?とAは頭をベッドの下に突っ込んだまま答えた。
「薄い本とかー、丸められたティッシュとか探してんの」
「アホっ」
んなもん持ってねぇよティッシュをなんでベッドの下に入れんだよと早口でまくし立てた。
あれは、見つかりたくn
「ん!なんだろこれ!」
「おっ、何か見つかったのかい?」
ポンっと狐耳と尻尾を出した紫苑に、うん!と頷きもぞもぞとはい出てくるA。
ま、さ、か。
藍巴がAの後ろに回り込み、俺のほ、本に書いてある文字を読んだ。
「『初恋☆ナイト』?少女漫画じゃないの!?」
「あああ!見るなぁぁぁ!!」
Aの持っている「初ナイ」を奪おうとするも、ひょいひょいよけられてしまう。
「『俺、田中太郎!幼馴染の鈴木花子が好きだけど、向こうは全然気づいてくれない。だから俺は、アイツを守る騎士になるんだ!』」
「ナイトって騎士の方なんだ。…あたしてっきり夜の方かと」
「うっせぇ!Aてめっ、音読すんな!さっさと返しやがれ!」
んだよ、メリーさんって…。
なんか違うだろ!!
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モモハ(プロフ) - シャロさん» 覚えてるよ!ちょっとボード行こう。 (2018年2月25日 17時) (レス) id: c93a555509 (このIDを非表示/違反報告)
シャロ(プロフ) - やぁやぁ。お久し〜覚えてる?笑 (2018年2月25日 17時) (レス) id: 1472190f96 (このIDを非表示/違反報告)
モモハ(プロフ) - 美桜さん» そうですね、あくまでこれフィクションなので(笑)憑かれる人は憑かれると思うので、ホントそれはお気をつけて!今後も頑張ります(´ω`*) (2018年2月25日 15時) (レス) id: dd38aab961 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 「こっく○さん」は本当に存在します、中学の頃学校沙汰でお祓いを受けました。呪われた友人も除霊を受けました。読者の皆様本当にしないでくださいね!と変なメッセージすみません。それを踏まえて今後の作品も頑張ってくださいね^^ (2018年2月25日 10時) (レス) id: 948a3de26c (このIDを非表示/違反報告)
シャロ(プロフ) - モモハさん» ありがとうございます!笑 (2017年10月6日 19時) (レス) id: 1472190f96 (このIDを非表示/違反報告)
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