143枚目 ページ10
「どっはあ、緊張した……」
「む、A！」
「ああ、お父さんじゃないっすか」
緊張が抜けつつある息子の背中に追いつき、服をぐいぐい引っ張って我の存在を認識させる。
読者の人々は覚えているであろうか、我である。リスト・ラギファルトだ！
小説書いてる人が忘れて早数か月。投票リスト作るときにようやく思い出したけど、しばらく使い道に悩んでたのである。酷くね。
舞台袖のやや暗がりから、我らはあいどるみたいな三人を見守る。パンクとでも言うのか、よくわからんじゃらじゃらがいっぱいついた衣装を身にまとい、いつ練習したのだというくらいのパフォーマンスを魅せる。思わず我もちょっとときめいたわ、危ないわもう。
「我の時ほどとは言いたくない……んにゃ、言えんが。なかなか良いのではないか？」
「そう、なんすかね。いやあ、じゃあ大丈夫そうかな」
ふと向こう側の舞台袖に視線を移すと、そこには例のエルフの青年が。感動してるのだろうか、口に手を当てて三人衆に目が釘付けになっている。
「オ、オレなんか感動で……血の涙出そう」
やめておけ。
我とAが真顔でそう言うも、音楽にかき消され向こうには届いていないだろう。
……まあ、あの青年なりの称賛の言葉なのだろうな。
我々の頭上には、真っ直ぐに国を照らす太陽、そして、
そして、うっすらとした雲が浮かんでいた。
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モモハ(プロフ) - そらもちさん» あざーっす！アッもしかしたら中だるみなんでもないッス！てへ！(棒) (2019年4月28日 11時) (
レス) id: 98af2b3beb (このIDを非表示/違反報告)
そらもち - 面白いっすね！続編も読むぜよ(｀・ω・´) (2019年4月28日 10時) (レス) id: 35f31302c7 (このIDを非表示/違反報告)
モモハ(プロフ) - ひかげのこさん» ありがとうございます！めっちゃ張り切ります(*´ω｀*) (2018年12月12日 17時) (レス) id: 0785378cec (このIDを非表示/違反報告)
ひかげのこ(プロフ) - 面白くて一気に読んじゃいました！更新頑張って下さい！ (2018年12月12日 15時) (レス) id: 256366ff3c (このIDを非表示/違反報告)
モモハ(プロフ) - 866さん» がんばります！(ﾃｽﾄｦﾔｯﾂｹﾀﾗ() (2018年10月8日 18時) (レス) id: 937a2c5722 (このIDを非表示/違反報告)
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