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59枚目 ページ17

「リオナ〜!」

「あら、どうしましたか?お兄様」

A殿と別れてから、私は庭へと足を踏み出した。なぜなら、昨晩リオナにつけておいたGPSがこの場所を示したかr……いや、なんでもない。

予想通り、暖かな日の光に照らされ微笑を浮かべるは我が妹。その美しさは本当に、人間国宝ものである。所謂天使妹(テンシスター)という奴だ、うむ。

まあそういった感情は表には出さず。警戒されるからな。

紅い薔薇の園の、小さな休憩所。そこで私は、とあるものを振る舞う。それは……

「あら、美味しい」

「だろう?ダージリンティーだ。世界三大銘茶の一つなんだよ」

昨日Googreで調べた付け焼き刃の知識。そんなちっぽけなことを言っただけで、彼女は淑やかに笑みをこぼす。

「詳しいのですね。ちょっとカンペありそうですけど」

流石私の妹。全部お見通しだ。思わずハグしたくなるよね。

自分の茶も用意し、リオナの前の白い椅子についた。一口飲んで、間を開ける。よし、美味いぞ流石私。

「その……リオナ」

「はい?」

「またあの帝国に戻るのか?」

「……私は、n」

「うおおおおリオナちゃあああん!」

突然空から降ってきたおっさん。リオナの声が掻き消えた。

どす黒い笑みを浮かべおっさんを見れば。

「あ……どうも〜」

冷や汗だだ流しのA殿でした。

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設定タグ:ファンタジー , ラブコメ , 男主   
作品ジャンル:ギャグ, オリジナル作品
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866 - モモハさん» どーいたしまして!! (2018年7月15日 20時) (レス) id: 4d6199feac (このIDを非表示/違反報告)
モモハ(プロフ) - 866さん» ありがとうございます!そう言っていただけるともう、あれです、昇天します()ありがとうございます! (2018年7月15日 16時) (レス) id: 7ea4a0fdca (このIDを非表示/違反報告)
866 - たまにメタなとこが出る、それがいい!! (2018年7月15日 7時) (レス) id: 4d6199feac (このIDを非表示/違反報告)
866 - 凄く面白いです!! (2018年7月15日 7時) (レス) id: 4d6199feac (このIDを非表示/違反報告)
モモハ(プロフ) - リックンさん» そうなんですか、最近低浮上気味なんですが……これからも頑張ります(*´∀`*) (2018年6月27日 21時) (レス) id: c93a555509 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モモハ | 作者ホームページ:( ´∀`)  
作成日時:2017年9月17日 10時

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