71枚目 ページ29
翌日。
「へっ、なかなかやりやがるじゃねェか！」
「そっちこそだにゃ！」
たくさんの馬がひしめく厩舎の前。ふしゃー、と身構えた小柄な猫又の少女と、魔道書を携えた魔道士の青年が向き合う。
「ちっ、今日も
「カペルはカペル。ねこみゃたにゃ。そういうあにゃたこそにゃにものにゃ」
「【ム・ガルロ】！」
質問を返したカペルに、振り下ろされた紅い魔法陣。咄嗟に避ける彼女を見ながら、やれやれと青年がため息をつく。
「俺ァロンド。イケイケの魔道士、１７歳。本来なら自己紹介を延々とするんだが……よっと」
カペルの爪を身軽に避け、続ける。
「簡潔に言やぁ、幼女は趣味じゃねェんでィ」
その後も二人の戦いは続いた。
数分後。
「うおっ……何やってんの⁉」
「これは酷い……A様、後ほど追加で書類を」
「チクショー！」
うおおと泣き崩れた魔王様に、寄り添う執事。なんだかんだで一旦休憩中の二人がその様子を眺める。おい、とロンドが口を開いた。
「なんでお前はここに来たんでィ。アレか？魔王様に惚れた腫れたってヤツなのかィ？」
「うーん、流石におっさんとにゃんにゃんするのは辛いにゃあ……んふふ、知りたい？」
まあ、とロンドが言えば、カペルはにたぁ、とにやつく。尻尾が楽しげに揺れるが、その目線は魔王たちを向いたままだ。
「……ロンド、あの二人、怪しくにゃあい？」
「___は？」
「主人と執事の禁断の関係……しかも片方には妻がいる……でも、それでもあの二人は……に゛ゃー！萌える！萌えるにゃー！」
「まさか、お前……！」
ロンドが愕然とする中、カペルは立ち上がる。すっかりてっぺんに登った太陽を背に、ロンドに笑いかけた。
「にゃは。これから楽しくにゃるにゃあ。……ロンドは攻めにゃの？それとも……受け？」
「こっ、こいつ……」
腐ってやがる、だと！？
にゃんロリ腐女子な、カペルちゃんでしたとさ。
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866 - モモハさん» どーいたしまして！！ (2018年7月15日 20時) (
レス) id: 4d6199feac (このIDを非表示/違反報告)
モモハ(プロフ) - 866さん» ありがとうございます！そう言っていただけるともう、あれです、昇天します()ありがとうございます！ (2018年7月15日 16時) (レス) id: 7ea4a0fdca (このIDを非表示/違反報告)
866 - たまにメタなとこが出る、それがいい！！ (2018年7月15日 7時) (レス) id: 4d6199feac (このIDを非表示/違反報告)
866 - 凄く面白いです！！ (2018年7月15日 7時) (レス) id: 4d6199feac (このIDを非表示/違反報告)
モモハ(プロフ) - リックンさん» そうなんですか、最近低浮上気味なんですが……これからも頑張ります(*´∀｀*) (2018年6月27日 21時) (レス) id: c93a555509 (このIDを非表示/違反報告)
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