【暁のヨナ】 四龍がいるなら獣人もいたっていいよね？

狛犬さんが流された４ ページ45

カロ「う〜…ここどこだよ…」

？？？「キャン！〈沖だな！〉」

ああご親切にどうも。って

カロ「イアル！？がぼっ！！」

私が浮き代わりにしていたイアルを離した瞬間、海底へと吸い込まれていく。

慌てて近くに浮かんでいた大木にしがみついた。

イアル「キャイン！クーン…〈大丈夫か！その、ひどい顔してるぞ…〉」

カロ「けほっ…うるさい」

イアル「…バウッ、バウッ！〈…まだ犬苦手なのな〉」

ぎくり。私が何も言い返せないでいると、だんだんイアルが青ざめていった。いや、もともと青いけどな？

イアル「キャン！キャイン！〈また大波来たぞ！〉」

カロ「げっ…ぎゃあああ！！」

なんて男らしい悲鳴なんだろう。

私は意識を失った。

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女の子「ええ、いいわよ〜？お兄さん！」

ジェハ「そうかい？じゃああっちの岩場でゆっくりｔ」

ヨナ「カロ！イアル!危ない！」

え。

ザッバアアアン！

しまった、助けないと！！

僕が駆け出そうとすると、大勢の女の子たちが道を遮る。

女の子「ちょっと！おいてかないでよ！」

女の子「あそぼ〜？」

そうこうしているうちにカロちゃんたちはどんどん沖に流されていく。

ヨナちゃんや他の四龍たちは泳げない。僕が助けないと！

ジェハ「ごめんね。ちょっと、人助けしてくるっ！」

僕が跳び去ると、下の方から残念がっている女の子の声が聞こえた。

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