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狛犬さんのお留守番4 ページ30

今日は新月か。星が良く見える。

私は天幕の外で横になり、少し離れたところで丸くなったイアルに話しかける。

カロ「しかし、今日の熊鍋美味しかったなー。な、イアル」

イアル「…〈…〉」

あ、寝てる…。私はイアルの頭をゆっくり撫でた。

???「カロ!」

突然名前を呼ばれた。声の主は大体見当がつく。なぜなら。

今日散々関わった人物だからだ。

私はイアルを起こさないようにして起き上がる。

カロ「どうしたんだ、キジャ。眠れないのか?」

キジャ「あ、いや…」

キジャは少々気まずそうに顔を背ける。間合いを計っている。

私は穏やかな声色で尋ねた。

カロ「背中大丈夫なのか?」

キジャ「あ、ああ…ユンに手当してもらったからな」

そうか、と私が呟くと、辺りはまた静寂に包まれる。

不意に、キジャが頭を下げた。

キジャ「本当に済まなかった!」

カロ「―――え」

キジャは私の前にトテトテ歩いてくると、正座をする。

キジャ「そなたはただ、私の手当をしようとしていただけなのに、私というヤツは…!」

あ、はいはい。

カロ「私全然気にしてないぞ?熊鍋の力ですっかり忘れてた」

キジャ「…」

キジャ、絶対引きずってんな。まったく。

…あ。

カロ「キジャ、少しだけ…触れてもいいか?」

キジャ「!…う、うむっ」

何緊張してんだキジャは。

私はキジャに手を伸ばした―――

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設定タグ:暁のヨナ , 四龍 , 獣人   
作品ジャンル:アニメ
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モモハ(プロフ) - はい!ありがとうございます!コメ欄でニヤニヤしてます!モフモフシンア了解しました! (2017年4月6日 23時) (レス) id: bc42b5b1a5 (このIDを非表示/違反報告)
塊葉(プロフ) - ニヤニヤしながら見させてもらっています!オチはモフモフシンアでお願いします! (2017年4月6日 23時) (レス) id: 5406e628f6 (このIDを非表示/違反報告)
モモハ(プロフ) - あ、あ、あ、ありがとうございます!!フニャフニャな作品ではありますがこれからもよろしくお願いします!了解です! (2017年4月6日 0時) (レス) id: bc42b5b1a5 (このIDを非表示/違反報告)
祢々子(プロフ) - 更新頑張ってください。シンア落ちでお願いします! (2017年4月6日 0時) (レス) id: 5406e628f6 (このIDを非表示/違反報告)
モモハ(プロフ) - ありがとうございます!わかりました! (2017年4月5日 22時) (レス) id: bc42b5b1a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モモハ | 作者ホームページ:( *`ω´)  
作成日時:2017年3月6日 18時

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