【花京院】留まらない【株主】 ページ12
(Aさんは花京院の妹さん)
数日前から、私のお世話になっているアパートに幽霊が出るようになった。メロンみたいな幽霊と普通の男の人の幽霊。とくに私に害を与えることなく、むしろ寝坊をしそうになったときに起こしてくれたり、部屋を片付けてくれたり。どちらかと言えば、守護霊とかそこらへん。
まあその幽霊は花京院典明、つまるところ私のおにいちゃんな訳で。久しぶりに会えたと思ったら、足が半透明になっていました。昔から不思議なことが多かったけどこれには本当に驚いた。
話を聞く限りどうやらエジプトでDIOという吸血鬼にお腹をアレされたらしい。非現実すぎてキャパオーバーです。
話の中にはスタンドやらジョウタロウやら知らない単語がたくさん出てきて私にはさっぱりちんぷんかんぷんだったけどどうやらスタンドというのはメロンの幽霊の事を言うらしい。メロンがお辞儀してきたのでお辞儀を返す。兄がお世話になりました。
「A、唐突で申し訳ないけど」
「……？」
「僕はもう少しで消えてしまうらしい」
本当に唐突ですね。
なんでいきなり、と狼狽する私に「ほら、手も透けてきただろう」と言って手をひらひらと見せてきた。確かに透けている。
「それにしても心残りが大きいよ」
「……どんな？」
「いや、大切な妹が一人っ子になるだなんて」
「そんな……そんなこと、」
あなたは死んだあとまでこんな妹の心配をしやがりますか。
自分の事はいいの？やりたかったことは？そうだ、おにいちゃんの部屋にたくさんゲームあったよね、あれをやりたかったとかそう言うのはないわけ。
そう言うと、おにいちゃんは私の頭を撫でながら「残念ながら浮かんだのはAの事だったよ」と。
はっとして見上げると、どこまでも暖かく私を見ているおにいちゃんがいてフローリングの床にぽたぽたと塩水の水溜まりができていった。
「コレを一番最初に受け入れてくれたのはAだったからね。まあ最もAは手品か何かだと思っていたようだけど」
「メロン……？」
「本当はハイエロ……まあどうでもいいか。とにかく僕は受け入れてくれた事にどれだけ救われたか」
溢れ続ける涙をメロン改めハイエロなんとかさんが拭ってくれた。ああ、ありがとう。一瞬でも怖いと思ってごめんなさいね。
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令 - ☆メロディ☆さん» ありがとうございますッッ こちらも遅くなってすいません！ (2016年1月12日 17時) (
レス) id: 87c5cd9cb5 (このIDを非表示/違反報告)
☆メロディ☆(プロフ) - 令さん» 返事超遅くなってすみません（地面に頭刺しながら土下座）どうぞ！！ (2015年12月23日 20時) (レス) id: dce3d3ec90 (このIDを非表示/違反報告)
令 - 私も書かせていただいてもよろしいでしょうか・・・・？ (2015年11月22日 17時) (レス) id: 87c5cd9cb5 (このIDを非表示/違反報告)
レア＠撫子(プロフ) - ☆メロディ☆さん» な、なんかすいません………ありがとうございます！ (2015年11月14日 19時) (レス) id: 13737a5553 (このIDを非表示/違反報告)
☆メロディ☆(プロフ) - レア＠撫子さん» 自分でも納得行かなかったんで削除しました。これで直るかと…。 (2015年11月14日 17時) (レス) id: dce3d3ec90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆メロディ☆ x他2人
作成日時：2015年9月16日 15時
