過保護な兄を持ちまして… (ページ14)

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『こうちゃんさん！お昼ご飯食べ行きませんか？』

こう「あいよ行こっか」

いざ「ちょっと！ストップストップ！！」

『え？』

いざ「 A、こうちゃんとご飯食べいくの3日連続なんだけど？！なんなの？！」

『ん？色々と、ですよね？』

こう「色々あるんです」

いざ「なんだその理由！だめ！」

『お兄ちゃん、嫌い。こうちゃんさん行きましょう』

こう「あ、失礼します」

こう「なんか伊沢さんめちゃくちゃ落ち込んでたけど大丈夫？」

『いつもの事ですよ』

こう「確かに。」

『なんでこうも過保護なんですかね？』

こう「なんか理由があるとか？」

『どんな理由ですか笑』

こう「わかんないけど笑」

ここ最近は毎日こうちゃんさんに話を聞いてもらってる。歳が近いこともあってとても話しやすい。

だいたい話してる内容は今日の須貝さんとの出来事とか、これからの作戦(?)などなど。くだらない雑談も多かったりする

『妹から抜け出すにはどうしたらいいんですか？』

こう「 2人きりになれる事があったとしたら、そこでアプローチしてみるとか？」

『 2人きりになる事か… 』

オフィスではまず無理だし、何より兄の顔が頭に浮かんでくる

『難しくないですか？』

こう「でもそれが一番いいと思うよ？」

ﾋﾟﾛﾝ

伊沢拓司【あと何分で戻ってくる！？】

『はぁ… 』

こう「ん？伊沢さんから？」

『まずこの人からなんとかしないといけないみたいです。』