過保護な兄を持ちまして… (ページ11)

今日:2 hit、昨日:5 hit、合計:57,771 hit

10 ページ11

『何が目的なんですか』

男②「 Aちゃんと仲良くなること！」

『は？』

男②「おぉこわっ」

もう暴れる体力も残っていない。諦めてこの人達の言うことに従おう。そう思った時…

「ねぇ、君らさ女の子虐めて楽しい？」

男③「は？誰だよ… 」

『須貝さん、』

声がした方に振り返るとそこには怖い顔をした須貝さんが立っていた。
男3人も須貝さんだという事に気づいたらしく怯えた顔をしてた

男②「俺らはただ仲良くなりたくて、な？」

すが「どう見ても嫌がってるよね？」

男①「あんたに関係ないでしょ」

すが「立派な仕事仲間だし可愛い後輩なんだよね〜笑」

男③「俺らは立派な同級生だから」

すが「あっそ？じゃあこの動画警察に見せても問題ないよね？」

須貝さんが見せてくれた動画には暴れる私とグイグイと私の腕を引っ張る男3人が映っていた

男①「ﾁｯ…行くぞ」

『うわｯ…、痛った。』

ここまで乱暴に連れてこられた挙句最後には突き飛ばされるなんて、どんだけ不幸なんだ私。

すが「 Aちゃん！大丈夫？」

『須貝さん、ありがとうございます。』

すが「怪我無くて良かったぁ」

『怖かった、です… 』

すが「よしよし、ごめんな。もう少し早く見つけてあげられればよかった」

『そんな事ないですよ！助けてくれてありがとうございます』

すが「伊沢には後で連絡しとくわ。一緒にオフィス行こ」

『はい！』

人生最大の危機は、須貝さんのお陰で無事救われました。