番外編2 ページ3
有栖川side
有『は…日焼け止め忘れた…』
私は、重大なミスを犯してしまった。
あれだけ前日準備していたのに!
せっかく可愛い水着を買ったのに!
全部台無しじゃないか!
有『ああ…最悪…杏寿郎になんて説明しよう…』
「日焼け止めを忘れたから帰る。」なんて言えるわけないし…。
有『あ…杏寿郎…』私が1人絶望に浸っていると携帯に杏寿郎からの着信が入る。
有『もしもし……』
もうこうなったら正直に話そう!もう肌なんてやけてしまえ!と半ば諦めてしまっていたその時、電話越しの向こうから聞こえてきた言葉は私を、絶望の縁から救い出す奇跡の言葉だった。
煉「A、日焼け止めを忘れていなかったか?一応持ってきたんだが…。」
有『ありがとう杏寿郎!大好き!今すぐ行きます!』
煉「ああ!待っているぞ。」
電話を切り一目散に彼の元へと走る。
有『…杏寿郎…』
煉「持ってきておいて正解だったな。君があまりにも更衣室から出てくるのが遅くてもしやと思い電話したんだ。」
有『ありがとう〜杏寿郎…この恩は、必ず返しますから!』
私が土下座する勢いで感謝をしていると、「じゃあ…今この恩を返してもらおう。」とこの砂浜に照りつける太陽よりも眩しい笑顔で杏寿郎は答えた。
私は、杏寿郎に引っ張られ海の家で借りたパラソルのもとへ、連れていかれる。
煉「日焼け止めを塗ってあげよう。うつ伏せになりなさい。」
そう言われるがまま大人しく従うと杏寿郎は、私の上に覆いかぶさってきた。そして水着の紐を解く。
有『な、何やって…』
煉「紐を外さないと塗れないだろう?」
有『そうだけど…周りに沢山人いるし。恥ずかしい…自分で塗るから…ひゃっ…』
ひんやりとした感覚が体に走り鳥肌がたつ。
煉「君は、可愛いからそんなことは気にしなくていい。」
有『そういう問題じゃ…っ…』手つきがいやらしい。鼻歌も聞こえてくる。
ここで、また声を出したら彼の思うつぼなので私は、必死に耐える。
煉「次は前だな。」
紐を結び直した杏寿郎は、私をくるりと一回転させ再び日焼け止めを塗り出した。
有『大丈夫。前は自「嫌だ。君の反応をまだ見たい。」
杏寿郎の嬉しそうな笑顔とは裏腹に私は絶望を覚えた。
その後、海で遊んだ2人は 「他の男が君を見てる。不愉快だ。」や「やはりこの水着は、俺だけ見ればよかった。」などと煉獄がいいだし結局海は、2時間ほどで帰ったらしい。
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みるく(プロフ) - 華さん» ありがたいお言葉をいただき本当に嬉しいです。最近は忙しくてなかなか更新できていませんが出来るだけ早く更新できるように頑張ります! (2021年10月23日 18時) (レス) id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
華 - いつも更新楽しみにしています!本当にこの作品が好きです。これからもがんばってください。応援しています! (2021年10月23日 18時) (レス) id: 95cefb630e (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - 桃んさん» ありがとうございます! (2021年9月6日 9時) (レス) id: 6c726376e6 (このIDを非表示/違反報告)
桃ん - 続編おめでとうございます!!!!!! (2021年9月6日 9時) (レス) id: 7c2939c0a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みるく | 作成日時:2021年9月5日 14時