炎柱、恋をする。(過去編)

三話 ページ5

奏多の変態発覚、シスコン発覚。
そしてあの事件(奏多からすればAから嫌われたのは世紀の事件らしい)から数日後…
Aは、いつもどおり家庭教師の先生から勉強を教わっていた。
家「Aちゃん、ここの部分間違ってるわよ。」
間違った部分をさされ訂正する。
家「正解よ！！さてお昼にしましょうか！！」









有『はい！先生！！今日も一緒に食べますか！』
元気よく手をあげるA。
これだけ見ると心臓が弱いとは誰も思わないだろう。
家「ふふ…そうね。いただこうかしら？」
有『やったあ！！嬉しいです！』
教師に抱きつくAの姿はとても可愛らしい。
家「Aちゃんは可愛いわね！出来もいいし言うことはすぐに聞いてくれてお利口だわ！」









有『ありがとうございます！先生大好き！！』
家「こんなに可愛い妹がいてお兄ちゃんとお姉ちゃんは良いわね！」
有『いつもお姉様とお兄様は、私の事を大事にしてくれるんです！あ！ちょっと聞いて良いですか！？』
家「なぁに？」









有『お兄様は、いつもこう言うんです！Aの可愛さでご飯三杯行けるよって！！どういう意味ですか？辞書にものってないし…』









すると急に教師は、真顔になった。









家「世の中には知らなくて良いこともあるのよ。」









有『え？でもでも…A知りたい…』









家「…だめよ。教えられないわ。」
有『…教えてください…。』
Aは、涙目になりながら訴える。
家「だめ。Aちゃんお兄ちゃんみたいに変態になりたくないでしょう？」





その瞬間Aは、もうその質問をする事をやめた。
だって…
有『変態にはなりたくないよ！！お兄様みたいには！』と思ったからだそう。

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